台南に行きまして。
何で九份じゃなくて台南なのかと言うとね。
うちの旅行のシステムは、うちのオランダ人と本屋に行って相談しながらミーハーなガイドブックを買う→食べたいものと行きたいところをリストアップしてもらう、という流れ。
せっかくだから3日目は遠出しよーよ、ってことだけ決めてたんだけど、いざリクエストを聞いたら「ターミェン(台南)に行きたい」っていうから…。
台南!?九份じゃないのね!?よし!日本が作った新幹線もあるし、行くか!ってことになったやつ。
チケットを日本から買うとディスカウント!みたいなのあったんだけど、クレジットカードの認証がうまくいかなかくて断念した…。
2日目のアサメはこちら。口コミにもあったフレンチトーストや〜!
あと、台湾てやたらエリンギ食うね。びっくりした。
朝からビュッフェだと食い過ぎてダメだけど、これくらいのアサメなら何も問題ないよね。
台北駅でチケットを買って乗り込もうとしたら、なんと車両が別じゃありませんか☆
窓口ダルいから、券売機で買ったから融通利かなかったっぽい。
ひとまず乗り込み、Wi-Fiに繋ぎ、連絡を待つも音沙汰無し。
まわりは満席…Oh…。
そこから1時間程度、雲林でドドドっと席が空いたのでお迎えにあがりまして、ええ。
ワイの周りはガラ空きだったのに、ダマさんの周りは満席wwwww
一体何があったんや…。
台北→台南は2時間て感じで到着。
台南駅から市街まで無料のシャトルバスが出てるっつーから乗ったら、別の路線\(^o^)/
Googleマップ見ながら乗ってたけど、全然市街に近付かない…
不安になって、わたしたち以外最後の乗客のおばさんが降りるところで、ついでに下車。
Googleマップで見たら、市街まで軽く2キロある…。
37度の炎天下、「せっかくだから歩こうよ☆」って言うから、歩いたよね〜。
それから約30分。もういい加減タクシー乗ろう!っつーことで大通りへ。
つっても、マジで「大通り」で、片側4車線。
そのうち手前2車線はバイクレーンというハードコアっぷり。
一生懸命手を挙げて、ようやく目の前まで来てくれたタクシーはイエローキャブはイエローキャブでも「黄色く塗った個人タクシー」でしたありがとうございますありがとうございます。
一応市街中心部にある「林百貨店」をGoogleマップで指さし、行ってもらうことに。
「こういう時あるある」の「タクシー乗ったらすぐ着く奴~」よね。
ぼったくられることもなく、無事林百貨店に到着。150NTDくらいかな。
台南ではここの入り口付近しかWi-Fi繋がらなかった☆
日本人が明治に建てたという林百貨店。最近リノベされてお土産とか売るようになったみたい。
ひとまず、Wi-Fi繋いで調べて、歩いてすぐらしい「孔子廟」へ。
ワイ、無類の「世界遺産たくさん見たい勢」なんだけど、残念ながら台湾には世界遺産が一つも無いんだよね…。
(中華民国だかなんだかの大人の事情なんだろうなあ、と思いつつ)
そういった状況の中、どうしても見たかったのがこの中国大陸最古の「孔子廟」だったんだけど。
炎天下にたくさん歩いたせいか、行くと意外にアレだったせいか、お金払う気が失せて入口で手を合わせて撤収しました☆
孔子廟を後にして、やはり「歩こう」ということになったので地図を見ながら赤崁楼へ向かう最中にティーブレイク。
この豆花が、台湾旅行イチおいしかった。
30NTDなんだけど、器といい豆花の具合といいタピオカの食感といいシロップの甘さといい完璧オブ完璧でございました。
お店は露天、しかもキレイ。店主もマジメな若い男性だった。
どうやら50年くらいやってる老舗っぽかった。
(林百貨店から忠義路第二段で赤崁楼に向かう途中だったと思うんだけど…)
ようやく赤崁楼へ。入口で一人50NTDくらい払う。
ここはオランダが「プロヴィンティア城」として建てたものを日本が接収→台湾政府が建て替えというハードコアな歴史を持つ場所。
今はもう台湾風の建物になってんだけど、庭のアーチとかはまんまオランダ。
そのコントラストがとても良かった。
敷地自体はそんなに広くなかったので、1時間もあれば見て回れる。
建物は吹きさらしのため、少し劣化してたけど大満足。
ダマさんがここに来たいって言った理由は、彼にオランダ人の血が少なからずとも流れているわけで、ルーツを見ておくっつー感じもあったのかなあなんて。
そういうこと、すごく大事だと思う。
帰り際、台南駅手前にあった小さな公園には屋台があったので、おやつタイム。
頼んだら「4分待ってなさいね」っておばさんが目の前で蒸してくれる。
なんというクオリティ…。日本ですらレンチンかもしれんのに…。
なんとなく買った小籠包がマジうま。
中身びっちゃびちゃだったし、皮もモチモチで最高。
醤油がかかってて、そんなに辛くない味噌もついてた。
エビ餃子も食えばよかった…。
今回の旅の目標に「一日一小籠包」をかかげていたので、達成。
(小籠包が大好物のうちのオランダ人いわく、この小籠包がこの旅イチうまかったらしい)
見た目が最高な台南駅の写真が無いのは、急いで電車に乗ったため。
沙崙(しゃーりん)という駅が台湾高速鐡道の台南駅なので、そこまで電車で行くことに。
ちょっと複雑。
というのも、なんとなく撮っていた台湾新幹線の写真を、インフォメーションカウンターの若い女性に見せて「帰りたいんすけど」って言ったら、何だか駅名を言われたんだけど聞き取れず。
そしたらカウンターのおじいさんに「新幹線ね?しゃーりん。50」って日本語で言われる。
マジかよ!ってなりつつも「(ああ、これはさっき調べた時に見た駅名かも。100NTD渡すか)」
つってお金を渡したら、わざわざ券売機でチケットを買ってくれた。二人分。
「2番線、6時1分ね」って言われて時計見たら5時59分で青ざめる。(チケットご参照ください)
「ありがとう!!!」ってどちゃくそ走って2番線へ。無事乗車。
古びた駅をいくつも通り過ぎ、きっとこれは日本の車両に違いないっ!と話しながら、車窓の夕日を眺めながら帰路へと。
ふと考えたら「ジブリのラストに出てくる、謎のおじいさんが現実世界に戻してくれた感」があったな、っと。
台南って、パラレルワールドだったんじゃないかしら。マジで。
無事、沙崙へ到着。30分弱で着いたやないか…。
行く時にあんなに時間がかかったん、なんやったんや…。
ここから高鐵の台南駅まで繋がってるので、歩いてすぐ。
新幹線もタイミング良い時間だったので、さくっと帰ることにした。
帰りのチケットも、もちろん券売機にて。今度は2人並びの席になってた。
(台湾ビールは一本100円くらいだから、やたら飲んじゃうよね〜)
ありがとう台南。
お疲れ様台南。
もう2度と来ない!アホか!って思ったけど、もしかしたらまた来ちゃうかも☆
途中、道も場所もわからなくてWi-Fiも繋がらなくて「帰れないかもしれん…」ってテンパってるワイが隣を見ると、
「たのしーねー!もうこんなとこ二度と歩けないって思うと、たのしーねー!暑いねー!ヤバい路線バスにも乗れたし、タクシーにも乗れたし、たのしーねー!」
って言ってるうちのオランダ人を見て、つくづく一緒に居て良かったと思った。
すげーよ、マジ。
でもこれは「東京生まれ東京育ちにありがちな天真爛漫さ」ゆえ。
台北帰ってきたのは21時くらい。買い物してホテルに戻ったのが22時前。
台南駅で「高鐵弁当」買おうと思ったら売り切れだったので、ハラペコ。
もう夜市に行く気力も時間もなかったので、シーザーパレス後ろの屋台街へ。
何気に入ったここのチャーハンと焼きそば、めちゃめちゃおいしかった。
あと、ボリュームがすごい。
海鮮焼きそばはあんかけみたいになってるし、鶏チャーハンは青菜が入ってておいしいし。
こちら2つで80NTD程度。安い。
台北駅周辺って22時で何もかも閉まっちゃうから、シーザーパレスと新光三越の間の道が屋台ロードになってるのでおすすめ。
(ちなみに初めて台湾に来た時はシーザーパレスで、マジで豪華でヒヨったw)
飲むもの欲しかったから、目の前のスタンドへ。
(台湾の露店て、基本的に飲み物持ち込んでも何も言われない)
普通のミルクティ無かったから、鉄観音のミルクティにした。
ウーロン茶のミルクティめちゃうま。
キッチン見たら、エスプレッソマシーンで一杯一杯抽出してくれてて、それなのに150円くらいでコスパ良すぎいいいいいい。
(あと、ショートパンツの女の子が電話しながらめんどくさそうに作ってるのも最高!)
そしてめくるめく台湾旅行は、翌日の帰国にて無事終了。
日本は長雨だったみたいだし、この夏は台湾に行って良かったなあ。
「乗り鉄」のうちのオランダ人も大満足だったみたいだし、安く行けて何となく楽しい台湾は良きかな。
食べたもんは別記事にて☆