もう一か月以上も前のことだけど、今年は桜桃忌に気づいたのは通勤の電車の中でした。わたし終わってる。余裕が無さすぎ。
「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも、……神様みたいな子でした」
ジオシティーズのサポートが終わっちゃったから、もう息遣いを確認することもできなくなった。
世の中にどれだけの数、自分の味方が居るのかと思うと片手くらいなんじゃないかって。
もちろんそれは身内やら家族、同じ部署以外の「外の人」を数えたらってとこなんだけども。
片手くらい居るっていうのはすごく贅沢なことかもしれないけど。
この前同業者と飯食ったんだけど、季節の美味しいものを頂きながら、自信を貰ったと同時に不安になることがあった。
目の前で火入れしてくれた稚鮎はめちゃくちゃおいしかったし、蓼酢も最高だったけど。
鱧のお椀だなんて。夏感じた。東京に来て、めっきり味わうことが無くなったから、ふいに出てくるとめちゃくちゃうれしーよね。
わたしだって不安になるときもあるし、いつも自信満々なわけじゃない。
コインのお仕事は大好きだけど、その分嫌になることがある。
(政治のお仕事の方がやっぱり向いてるんじゃないかって、すぐに求人してないか検索しちゃう。)
ただ、その中でもわたしのことを守ってくれる人というのが居るわけで。わたし結構打たれ弱いから、弱音吐きながらお酒飲んで、垂れ流すじゃん。
そんで翌朝携帯見ると、ものすごい励ましのLINEが来てたりして。
たったそれだけのことで、また自信を取り戻したりして。
そんな中、ズル休みして沖縄にマイル修行してきた。
数日モヤモヤしてた気持ちを抱えたまま、行きのフライトのランチと泡でひとまず深呼吸。
香港からの帰りみちにアップグレードしてもらった時、シャンパン頼んだら無かったから、今回はここぞとばかりに「シャンパンください」した。
泡しながら、もう泡(とハイボール)しか飲みたくない…ってなった。
ていうか最近特にビールがそんなにたくさん飲めなくなってきた。
泡とハイボールは延々と飲めるんだけどなあ…。なんでだろうなあ。
空港に着いたら、真っ先にゆいレールへ。那覇空港隣駅の赤嶺にユニオンていうスーパーがあるから、そこでお買い物。
これは持ち帰りに不安が…。
泡盛とかジュースとか買いたかったなって思ったら、スーツケース持ってこれば良かったってなった。
ザザザンッと買い物して、沖縄の空気を胸いっぱいに吸い込みながら泣きべそかいた。
なんでわたしここに住んでないんだろう、って。
列車が見えたら走ってけばいいや!って思いながら、泣きべそかいた。
空港からほど近い駅なのに、ものすごく「ローカル感」が漂っててこれはマイル修行の鉄板コースだなって。
那覇空港駅降りたら改札手前に大好きなサンゴコーヒーあって、うれしくて即飲み。
飲みほしたら、途端にこころのざわめきが軽くなった。なんでだろう。
老舗のお菓子屋さんで大好きなちんびん買ったら「向こうで広めてね。いってらっしゃい!」ってお餅をオマケしてくれた。
泣いた。
いつも空港で過ごす時間てあんまりなかったから、その分今回はゆっくり見て回った。
いつもどこの店舗も長蛇の列のポータマさんも今日は空いてて、サクッと買えた。
「写真撮りましょうねえ」ってお店のお兄さんが何故か撮ってくれた。
島の人がやさしくて、その日を選んでズル休みして良かった。