150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

Mid Julyは一番すきな季節


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気が付けば7月も後半にさしかかっていて、大好きなMid Julyを過ぎてしまった。

「Hot summer nights, mid July/The crazy days」ってLana Del Reyもうたってる。

7月最初の”騒動”はようやくおさまり、それなりに忙しくさせてもらってた。

みんながひっきりなしに会ってくれるから、すごくありがたかった。

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今は有給消化というリハビリ期間。

この数週間の間にいろんな人に会って、新しいことが決まったりした。

(また前向きなお知らせは改めて)

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コロナのワクチンも打ってきた。(一回目)

楽天のクリムゾンハウスモデルナワクチンというコンボにビビった。

お手配をお願いした方が「モデルナアームになったから気を付けてください!」って言ってて、更にビビった。

打ったその日は、打ったところが痛いぐらいで別に何もなかった。

Facebookで記録がてら書いたら、色んな人が連絡をくれた。

特にオランダでバイオテックのワクチンを打った人から「水分をたくさん摂って、ゆっくりしてなさい!」って言われたから、言いつけを守った。

確かに、夜中やたらと喉が渇いたりして一瞬熱が上がった。

摂取して1週間経った頃、打った左手の脇がDOOMて痛くなったけど3日くらいでおさまった。

「モデルナアーム!?」って思ったらたまたまその場所を蚊に刺されただけだった。

二回目は8/16って感じ。やだなあ。しょうがないことなんだけど、注射っていうのがイヤ。

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いつもお世話になってる鞭屋の「ゑ悟裟堂(えごさどう)」のITAOさんから「SM fest」に誘って頂いた。

イベントの詳細を読めば読むほど過酷な場所だってことしかわからなかったから、ITAOさんに鬼LINEしちゃった。

いつも通り小さ目のスーツケースで行くことにしたから、使うか使わないかわかんないものも詰めてって正解だった。

車で迎えにきてくれたんだけど、あまりなじみの無い場所をドライブしたのもめちゃくちゃ楽しかった。

オリンピックのせいで道路は迂回しなくちゃいけなかったけど、普段見慣れない景色で楽しかった。

乗り物に乗るのだいすきだから、また遠くに連れてって欲しい。


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ブースの準備をしていたら、外からAviciiがかかってきて、思わず「I’m goin’ Bonnie and Clyde without you」って歌いながら外に出た。

そしたらセミの鳴き声と青空、たわわな夏の緑が目の前に広がってて、もしかしたら久々の夏休みなのかもしれないって思えた。

意図せずに流れてくる音楽とか、そういうモーメントを昔から大事にしてる。

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何を着て行くか前日まで迷って、涼しい恰好にしてよかった。

血迷ってコルセットワンピのセットアップにしてたら、きっと暑さで死んでた……。

これでも朝のMTGの時まではメッシュの羽織を合わせてたんだけど、秒で脱いだ。

 

久々のフェチなイベントだったから、新しい人にたくさん出会えた。

たくさんお話した。自然の空気を吸った。

懐かしい人も居たり、「みづき……さん……?」ってお声かけしてくれる方もいた。

おや!よくもその名をご存じで!って感じでびっくりした。

銀座のお店を辞めてから、ちょっとフェティッシュイベントから遠ざかってたんだけど、やっぱりわたしはこの世界の住人だったんだって思い出した。

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「SMは今日が初めてです」って方の大事な日にも立ち会えた。

ずぶ濡れるイベントが朝イチであったんだけど、そこで一番年季入ってそうな参加者が居て「姿勢が完璧。どこの女王様の奴隷だろう」って思ってたら、まさかこの日がSM自体初めてだったなんて。

鞭でバチボコにしちゃったあと、お話した時にわかったんだけど、わたしで良かったのかなあというOKIMOCHI。

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お声かけしてくれたITAOさんには感謝。

お陰で気晴らしになりました。めちゃくちゃ楽しかった。

またいつでも声かけてください。マジで。

次は何着て行こうかな。

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出会いがあると別れがあるって言うけど、わたしは逆だと思ってる。

別れがあったから、出会いがあった。今回もマジでそんな感じ。

またあそんでね。

土曜日は会社が休みだから、桜桃忌に行こう。

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香港のApple Dayly has done .

ちょっと行かない間に、好きな場所が喪われていくのかと思うと本当につらい。

 

久々に精神を蝕まれることがあった。

普段他人に興味のないわたしが、努力してたくさん優しくしてたくさん与えたのに、どんなきっかけで誰に何を言われてその人はこころをおかしくなってしまったんだろう。

わたしにも落ち度があったことを前提に弁護士に話しても、会社の上の人たちに話しても、友達に相談しても、みんな答えは一緒だった。

異常なのは彼の方だよ、って。

それから、会社はしばらくおやすみしていいよって言ってくれた。

おやすみする。わたしだって人の心があるんだから。

(詳しくはInstagramのストーリーとTwitterのフリートで)

 

わたし、昔から6月の半ばから自分の誕生日までの2週間くらいに「何かある」んだよなあ。

死ぬなら確実に6月だと思う。

 

さくらんぼの季節だねー」って会社の人が言うから、多分そうなんだと思う。

ああ、そろそろ桜桃忌か、って。

ナンバーガールを聴きながら通勤しちゃだめだよ」って言われたのに、聴いてしまう季節が来た。

ナンバーガールが好きな人は、信用出来る。

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桜桃忌の日が土曜日で、会社がお休みだったから三鷹まで連れてってもらった。

やっぱり雨。

三鷹はいつも、雨の記憶しかない。

SNSの思い出機能によると、どうやら最後に行ったのは何年も前だったみたい。

コロナのせいか、人は少なかった。

雨の墓前でずっと泣いてる人、急足で来てタバコを一本だけ吸って帰った若者、外国人、太宰のことを語ってるのかなと思ったら全然別の言語学の話をしている大人たち、そしてわたしたち。

みんなそれぞれの想いを抱えて三鷹に集まる。

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太宰治文学サロン」に足を運んだ。

こんな場所があったなんて知らなかった。

ソーシャルディスタンスってことで中には3人しか入れないから、1時間弱待った。

この日は少し肌寒くて、上着を羽織った。

こんな気候も不安定な時期だから、太宰は死んでしまったのかと思う。
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太宰治文学サロン」でみつけた新潮社の人間失格のTシャツは、すぐに着た。

SNSに貼ったら、めちゃくちゃ反応が良かった。

帰りがけに食べた桃のパフェが美味しかった。

思いもよらない見えない暴力のせいで、食欲がない、眠れないってことがヤバいことはわかってる。

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贈呈本の展示があった。

太宰のサインの癖を確認しつつ、また来たいなと思った。

壁には関連作家の関係図とか、年表がわかりやすく展示してあった。

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背中のプリントなんて、もう最高。

「恥の多い人生を歩んできました」じゃないところがセンスがいい。

「グッドバイ」のマグカップを買おうか迷った。

 

でも、わたし、今、まさに人間失格なのかも。
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コロナの最中に開館した駅前の三鷹市美術ギャラリーの「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」にも行ってきた。

コロナの関係で入場制限を待ってる間、後ろの方でおじさんたちが大声で太宰の知識をひけらかしてて、うるさかった。

太宰はこんな質素な間取りに住んでたのかと思った。

三島由紀夫みたいに豪華絢爛なイメージは無かったけど、ミニマムだった。

玄関脇に「Human Lost」の保存状態の良い手書き原稿が、金色で縁取られて美しく飾ってあった。

太宰は岩波の200字詰め、400字詰めとそれぞれの原稿用紙に書いてたみたい。

物書きの世界に入って、初めて200字詰めの原稿用紙の存在を知った。作家にねだって分けてもらったこともあった。

物書きになって、自分の名前が入った原稿用紙を神保町で作るのが夢だったなあ。
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実際に掛けられていた表札のレプリカ。

(本物は中に展示してあった。)

太宰は「ざい」の字の最後の画を長く書くのか!ってわかったから「わたしもそうやって書くぞ!」って思っても普段使わない漢字なんだよなあ。

太宰が使ってた同じモデルのエヴァーシャープの万年筆や、懐中時計も展示してあった。

太宰は筆圧が軽くて、これ一本でたくさんの作品を書き上げたって。

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気分が落ち込んだから、下北沢の駅前で買ったレモンサワーを飲みながら帰ってたら、バッタリ会ったメロ山からお花もらった。

上司から驚くようなことを聞かされた日、友達と会う約束があったにも関わらず、メロ山の店に駆け込んだ。

わたしにも落ち度があったことは認めるけど、今までの状況を周りに話したら「そいつがヤバい」ってみんな口を揃えて言ってくれる。

今回のことで、近所の友達とか、遠かったり近かったりする友達にたくさん話を聞いてもらった。

ありがとう。みんなのおかげで正気を取り戻した。

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今年はジャミロクワイが歌ってるのを贈るよ。

Yahoo!ジオシティーズがサービス終了して、君の足跡を辿れなくなってしまった。

 

“君に会えたことに後悔なんてしてないけど、もうそんな月日が経ってると思うと、君のことをあまり思い出さなくなった日々のことを、ほんの少し後悔するよ。”

 

こんなとき、君ならどうしていたんだろう。

Keep social distanceで行く沖縄

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先月に引き続き島に還ってきたという旅メモ。

島の友達には一切連絡せず、SNSにもあまり書かなかった。

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部下の子に本を借りちゃった。

いきなりハードコアな学術書だったけど、めちゃくちゃ最高におもしろかった。

おもしろかった、っていうと安直になってダメな気がするから「もしわたしのことを呪うんだったら、鉛の板を丸めて釘で打ち抜いて、釘の上下切っといてね」って感想言うといた。

今度から連休前はわがまま言ってご本借りようっと。

知らないことを、もっともっとたくさん知りたい。

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大好きな南部の海へ。

結構観光客が居て、なんだかなあって。

須磨と明石の砂浜で育ったわたしは、砂浜は白くないとしっくりこない。

八重瀬を通ると牛さんのにおいがするんだけど、ヒップなハイブランドにいる友達が「新しく男の子が入ったんだけど、八重瀬なんすよw」って話してたのを思い出す。

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リィコーチキン - 首里/中南米料理(その他) [食べログ]

念願の「リィコーチキン」さんへ。

店頭に人がいなくて一瞬躊躇したけど、勇気を出してドアを開けて恐る恐る「買えますか?」って聞いたら快く出してくれた。

我慢できなくて車の中で即食べちゃった。

車の中がガーリックの匂いでいっぱいになっちゃうけど良き。

もう一個の有名チキン屋さんは、お店の人が感じ悪くてすごく嫌な思いをしたからちょーどよかった。

その時は結局買えたんだけど「売ってやってる感」がすごくてヤだったんだよなあ。

今度から「リィコーチキン」さんにする。

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タコス屋 北谷店 - 北谷町/メキシコ料理 [食べログ]

何の因果か、替えのパンツを持ってくるのを忘れちゃったから、北谷のアメリカンヴィレッジへ買いに。

ついでに「タコス屋」さんでおやつ。

いつの間にか国際通りを少し入ったところの店舗が閉店していてびっくりした。

北谷にはママも居て、いつもの感じで安心した。

「辛いよ〜」って言われて出される自家製サルサは、10年前は辛く感じたけど今はドバドバかけちゃう。

わたしたちの辛さのバロメーターが上がったのかなって。トマトだけのシンプルなソースがおいしい。

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梅雨の中休みを引き当てたわたし、えらい。

スコールはあるけど、ほとんど晴れてた。

波上宮御朱印を貰うついでに波の上ビーチに寄った。

国際通りからもほど近いからすごく便利。

こんなに街のそばにビーチ があったら、精神衛生にとてもいいんだけどなあ。

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一旦ホテルに帰ってきて、日焼けの身体をクールダウンさせがてらプールへ。

本を読むのはプールサイドが1番捗る。

ちょっと身体が熱くなったなって思ったら水にちゃぷん、て入ればいいし。

ここのお水はナノ水だから、こころなしかお肌がきれいになる気がする。

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市場でついに探してた島とうがらしをゲトった。

通りすがりのおば様に「何にすんの?」って聞かれたから「コーレーグース作ろうかな」って答えた。

「炒め物に入れても美味しいよ!」ってことだったから試してみる。

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台湾茶屋 (【旧店名】中国茶屋) - 牧志/中国茶専門店 [食べログ]

「行こう!」と思った時に限ってやってない「台湾茶屋」さんに行けた。

マスターに「沖縄に住んでるの?」って言われたから、そろそろイケてきたかなって。

サーターアンダギーを一口頂いた。
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今まで寄ることはあっても写真なんて撮ったこと無かった。

撮ってみたらお友達感が出たよね。

お菓子御殿の紅芋タルトはマジでうまいよね。

店舗では1つから買えるから便利。

入ってすぐのところにあったイートインが無くなってた。

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ポーラーベアが大好きなんだけど、これの良いところはアイスが多すぎないからクッキーをしっかり楽しめるところ。

わたし、あんこぎっしりのたい焼きとか大福とか苦手。

「なかもと天ぷら店」さんのもずくの天ぷらとオリオンが出してるお酒。

ぎっちりとむちむちしてておいしい。

ここ数年、店頭が外国人観光客で溢れかえっていて到底買えそうになくて何度も引き返してたから、久々に食べることが出来た。
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御菓子処 末廣 - 牧志/和菓子 [食べログ]

移転した仮設の牧志の公設市場前の「末廣製菓」さんのぜんざい。

沖縄の人にとってこれがぜんざい。

国際通りを拠点にしてると、なかなかぜんざいを食べるところがない。

自家製のあんことぜんざいとぽわぽわな白玉がやさしい。
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そして街中で友の名前を見つけたりなど。

遠いかの地でがんばって軌跡を残してることは本当に感動する。

いつもいつまでも応援していたい。

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2021年5月20日に迎えた那覇市市制100周年記念のオリオンのクラフトビール。「78(なは)」は、「75(なご)」よりも飲みやすくて好き。

これからも、島にいる時はなるべく島にお金を落としたいと思う。

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島の気温は30度。

いつも寒くなる頃に香港に行ってたから、身体と感覚がバグって体調がちょうどよかったんだけど、香港に行かなくなって季節の変わり目に少し体調を崩すようになってたから、暑い場所に行って整った。

困った時は転地療法に限る。

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ブルーシール 牧港本店 (BLUE SEAL) - 浦添前田/アイスクリーム [食べログ]

どーしても大好きな紅芋のソフトクリームを食べたくて、車で本店に連れてってもらった。

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無事にゲトれた。

ホテルの近くの店舗ソフトクリームをやってなかったから、余計に食べたくてイジイジした。

暑いところでアイスを食べるとすぐに溶け始めちゃうけど、それもいいよね。
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ラウンジでA&Wを頬張って、旅は終わる。

2年前、この先のことを考えてスーパーフライヤーズに解脱しといて本当に良かった。

那覇ANAのラウンジは、移転改装してから外が見れなくなったのが最悪だけど、その分広くなった。

いつもオリオンビール飲んじゃうんだけど、ハイボールのタップもあって良き。

 

緊急事態宣言が出る前に行けて良かった。

Keep safe and social distancingでよろしくね。

御徒町“周辺”のランチ事情。

最近は御徒町を少し離れてランチしたりした。

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春の陽がさす上野公園でランチした。

この日はまだちょっと肌寒かったけけど、お外でごはんを食べるのにはちょうどよかった。

お外の席で食べるのってだいすき。

パンに何かが挟まってるものがだいすき。f:id:pecotaranta:20210313221000j:image

ぽん多本家 (ぽんたほんけ) - 上野広小路/とんかつ [食べログ]

憧れの「ぽん多」さん。

ランチするためだけにいつメンを呼び出しちゃった。

隣の席でご高齢の方がカキフライととんかつを平らげるのを見て、ああ健康の秘訣って口からものを食べることなんだなーって感心した。

ガリガリ系の衣の分厚いとんかつが美味しくて、食べ応えもあった。

ここの「豚汁」がスーパーで売ってるんだけど、香港勢にお土産として渡したらリクエストされるくらい評判が良かった。

レトルトの小さいパックで具が入ってるタイプで、おいしい。

海外の友達へのお土産は「現地で買うと高い日本の半生のもの」をあげるとめちゃくちゃ喜ばれる。

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ヴェジハーブサーガ (VEGE HERB SAGA) - 仲御徒町/インド料理 [食べログ]

一度行ったらランチが終わってたから、リベンジ。

外に貼ってあったランチメニューは実は無くて「1,500円でランチあるよ」って言われるがままお願いした。

なんなんだよ。ランチメニュー無いんだったら剥がせよ。

チャパティがいいって言ったら変更してくれた。

ベジってめちゃくちゃ苦手だったんだけど、ここはすごくおいしかった。

ただ、ランチメニューが無いのはこの辺で残るためにはどーなんだろうって思うよね。
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ラッフルズ カリー (raffles curry) - 仲御徒町/カレーライス [食べログ]

台湾料理食べにいくぞ!」っつって、会社を出るのが少し遅くなったんだけど、案の定ランチ時間は終了。

困った時は「おっさんがやってるカレー屋」ことラッフルズカリーさんへ。

ごはんを普通の量にしたんだけど、ちょっと多かったから部下の子に食べもらっちゃった……。

面目ない……。でも、カレーはいつも通り美味しかった◎

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梅蘭 上野の森さくらテラス店 - 京成上野/中華料理 [食べログ]

せっかく「梅蘭」でランチしたのに、わたししか「梅蘭焼きそば」を頼んでないやつ。

ちょっと辛めのやつを頼んだ。相変わらず食べにくいけど美味しかった。

杏仁豆腐って何でダイヤ型に切るんだろう。

わたしもバットで杏仁豆腐を作った時は、御多分に洩れずダイヤ型に切っちゃうけど。

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台湾客家料理 新竹 (タイワンハッカリョウリ・シンチク) - 仲御徒町/台湾料理 [食べログ]

前に行った時にランチが終わってしまってた台湾料理の「新竹」さんにリベンジ。

客家(はっか)」ってなんだろうって調べたら、新竹に住んでる古代中国の王族の末裔が多い民族らしい。

太平天国洪秀全とか孫文、鄧小平、リークァンユー、李登輝蔡英文、タイのタクシンなんていう人たちも客家だって。

まだまだ知らないことがたくさんあるよなあ。

 

ビーフンも、シェアしてくれた麺もおいしかった。

たしかに新竹ってビーフンが有名なイメージあるし、実際台湾に行くと必ず「新竹ビーフン」を食べてる気がする。

セットについてたスープが「お味噌汁」でびっくりした。

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和楽庵 - 仲御徒町/そば [食べログ]

同期と大事な話をするために、近所のお蕎麦屋さん。

せいろが2枚来て、あれ?ってなってたら「ここは多いから」って。

お蕎麦も海老のかき揚げもおいしかった。

かき揚げって食べにくいけど、だいすき。

いつも刺さる言葉をくれる同期と話しながら、我慢できなくて泣いてしまった。

「溜め込みすぎ」「抱えすぎ」って散々叱られた。

感情を無くして仕事をするなんて、難しい。

話を聞いてもらったから、ランチ代を出そうとしたら「そんなことするんやったら、もう一緒にランチせえへんで」ってランチ代を出してくれた。

男前なんだから、もう。元気をもらった。

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タイ屋台料理メーアン - 上野御徒町/タイ料理 [食べログ]

会社からちょっと離れてるんだけど、おいしかった。どこでこんなお店知るんだろ。

ほんとえらい。

トムヤムクンがちょっと辛かったけど、お米の麺がおいしいし、ちょっともらったチャーハンもちゃんとおいしかった。

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ベジキッチン (VEG KITCHEN) - 仲御徒町/インド料理 [食べログ]

ここは見た目からしてヤバい店構え。多分ex喫茶店

「店員さん、マスクしてないですよ」って言われるまで気付かなかった。ここはインドなの??

ベジのカレーって前にインド行った時に食べ過ぎて苦手になっちゃったんだけど、ここのカレーは美味しかった。

レジで店主のおっさんがヒンディー語の歌を歌ってて「これね、最近(聴ける)アプリたくさんあるから」って教えてくれたけど、わたしインド人じゃないんだよなあ。

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サウリャ アジアンダイニング&バー - 御徒町/ダイニングバー/ネット予約可 [食べログ]

何度かランチやらディナーで行ってるくらい好きなお店。

いつもはネパールターリーを食べてたんだけど、揚げナン…?ってなって我慢できずにオーダーした。

プーリが好きだから、どーせ薄いやつだろ。って思ったらマジで揚げたナン出てきた。

ボリュームすごいけど、めちゃくちゃ美味しかった。リピしたい。f:id:pecotaranta:20210415184923j:image

【公式サイト】新橋駅近くの隠れ家『和・酒 ふじい』。日本酒と刺身をゆったりとお楽しみ頂けます。

みんなもお店について席についた途端、テーブルのアルコールで手を消毒してくれる部下を持った方がいいよ。

新橋にある、銀座の地下時代にお世話になった方のお店。

お魚がとにかくおいしい。お酢でしめたお魚が大好きなんだけど、この日は鯖だけじゃなくて鯵もあっておいしかった。

お米も赤酢を使った酢飯で、もりもり食べてしまいそうになった。

本当は夜に来たいんだけど、緊急事態宣言のせいでなかなか来れないのがたまにきず。

この前ここの店主をニトリで見かけたんだけど、顔面が凶器すぎて声掛けられなかった。(わたしもすっぴんだったし)

休みの日にLINEすんのもなあ、って言ったら「休みでも連絡してこいよ」って言ってくれた。

 

お休みの日に連絡してきてもいいよ、って言ってくれる人は気楽でいいよね。すき。

うちのボスは「お休みの日にごめんね」ってLINEしたら必ず返してくれるいい人。

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ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 御徒町店 (Venu's South Indian Dining) - 仲御徒町/インド料理 [食べログ]

久々の「ヴェヌス」さんへ。だいすきなプーリー食べれてよかった。

いつもこのランチだったっけ?っていうくらい量が多くてお腹いっぱいだった。

ここのプーリーはちゃんと全粒粉の香ばしい香りがする。

この日は半休を頂いてたんだけど、お天気も良くてお散歩日和だった。

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タイ屋台料理メーアン - 上野御徒町/タイ料理 [食べログ]

また「メーアン」さんへ。

いつも通りシェアして、穏やかなランチだった。

お店のおじさんもたのしい。

前に行った時は激混みだったんだけど、緊急事態宣言が出てるせいかガラガラだった。

窓際の席で外の喧騒も良かったし、相変わらず美味しかった。

この後オークションの下見に行く予定があったから、駆け足でランチさせてしまって申し訳なかった。

 

メーアンさんは会社から少し遠いところにあるけど、そういうところに行きたいって言われる時は気分転換したいのかなって思う。

でも、人の本当の気持ちなんて本人の口から聞かないとわかんないよね。

っていうか、わたしはそういうタイプだから毎日杞憂してる。

なんて、知らないんだろうな。人間関係って、めんくさ。

楽しみにしてた大型連休のコインショーも消滅してしまって、部下の子には本当にかわいそうなことをしたなって思うけど、多分わたしが思慮してることなんてただの杞憂。

 

5月になっちゃった。

まわりのことにメンタルを引っ張られないようにしないと、ね。

また4月がきたよ

「同じ日のことを 思い出して」

 

April is the cruelest month.

 

色んなところの人事が流れてきて、また1年が始まっちゃった感。

同期に辞めようとしてる気持ちがバレて、もう少し様子を見なさい。ってたしなめられた。

オークションシーズンも始まって、また夏まで走らなきゃいけないなっていうお気持ち。

振休を使わなきゃいけないし、きっとこのままだと精神が持たないから、旅行の予定をめちゃくちゃ入れた。

それなのに、また時短だって。学生の頃思い描いた共産圏のハードモードな暮らしだと思って、楽しむしかないよね。

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増上寺なんて、久しぶりだった。

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一瞬だけ緊急事態宣言もゆるやかになって、会えなかった人たちと会えるようになった。

美味しいものを食べてきた。

たくさん色んな話をして、ちょうどこの季節にペニンシュラで飲んだゆるやかな時間が懐かしくなった。

この日、悩んだ末に明るめの赤の刺繍のラルフのワンピを着て、400番くらいの赤リップを塗ったら、色を合わせたのをちゃんと気付いてくれた。

ぬかりない。そういう人が好き。

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最近はどこでもあるシュマッツがありがたい。

コロナのせいか、メニューが減った気がする。

ババリアヘレス」が飲みやすくて好きなんだけど「白いの、飲めるんだ」って驚かれた。むしろ白いビール、好きなんだけどなあ。

ヒューガルデンなんてガブ飲みしちゃう。

やっぱり日本のビールは好きじゃないなあ。

「1杯目、ビールでいい?」って言われたら飲むけど、実はそんなに乗り気じゃない。

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初夏のおしらせ、トリュフをたくさん食べさせてもらった。

いつも遊んでくれるコイン屋さんたちには感謝してる。

お持たせに「プレスバターサンド」をたくさん渡したら「いつもセンスがいい」って褒められたのが1番嬉しかった。

これは自分で買うくらい好きだし、箱も中身のセンスもすき。

「れーこさんはGODIVAのイメージがあります」って言われて、わたしも大人になったんだなあと思った。

 

しっかり泡も頂いて、これからもよろしくってした。

同い年のルーキーと帰りが一緒だったんだけど、うちの部下の子への評価が良くも悪くもちゃんとしてた。

大人はちゃんと見てる。とりあえず「ごめんねえ」ってして別れた。

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コイン屋さんに遊びに行って、そこのオーナーに前から約束してた沢山の貴重な書籍を見せてもらった。

どんな本があるかちらっと聞いてググったけどなかなか出てこなくて、実物を見たらご自身で装丁やら編んだりしてるご本だった。

そりゃ見つからんわ。って。

装丁はどれも艶やかで美しくて、めちゃくちゃえっちだった。

紙の匂いとカバーのレザーの匂いをたくさんかいだ。

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最後に「これ、どう?」って見せてもらったナポレオンボナパルトコレクションのご本の装丁が、美しいグリーンにゴールドのNの字が美しい。

その時ハッとしたんだけど、これは「どう?(この色の組み合わせを選んだわたしのセンス!)」ってことなんだと思って、なんだか照れた。

そんな艶やかなことが言えるような大人になりたい。

今までのわたしなら「どう?」って言われた真意なんてわかんないんだけど、日々部下の子に鍛えられてるからようやく男心がわかってきた気がする。

気が、するだけ。多分。全然わかってないんだと思う。

会うと我慢できなくてハグしてもらうんだけど、いつも困った顔でBig hugを返してくれる。

いつまでも、ずっとこうやってそばにいて欲しいな。

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神田明神にも久しぶりにお呼ばれしてきた。

はなさんに会って、ロシア文学の話とかした。

また今度どうでもいいレストランとかで文学のお話しをしたい。

オカマのはなさんが六本木にいた頃「会社やめたい」って言ったら「あんたね、遊郭も松の位の遊女が居ないと番付に乗れないんだから。そんなこと言わずにそこに居なさい」ってピシャリと言われてから、辞めたくなったら何度も何度もその言葉を思い出す。

まあ、お仕事する場所なんて「廓」みたいなもんだからね。f:id:pecotaranta:20210403112408j:image

戦友のかずみさんにも会えた。

「がんばろうね」って言い合う仲間がいることが大事。

わたしたちはもう前には出たくないから、後輩を育てていこうねって話した。

それがなかなか難しいんだよなあ。試練だと思ってがんばってる。

30歳になってたくさん六本木に呼んでもらって遊んだことは、今でも夢だったんじゃないかと思う。

何かと毎週のように、週末は六本木で遊んでもらってた。

銀座とは全然違う、どこかギラついた大人達は今頃みんなどうしてるんだろう。

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オークションの下見に行ったら大先輩のディーラーから「はい、餅」って渡された。

じんわり温かかったんだけど、その場で食べるわけにもいかずに持って帰った。

餅好きなうちの前の花屋のメロ山にあげようと思ったら、すでに店じまいしてたからおうちで食べたら冷めててもおいしかった。さすが。

何かお仕事のお話を他の方とされるみたいで、おやおやわたし達は下見をしてるから席を立てないぞっと思ってたら「れーこちゃんだけだし、ここで大丈夫」って声が聞こえて、なんだか良かった。

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4月が終わったら、5月のゴールデンウィークは大きなコインショーがある。

そこに出るのに何年も苦労してたんだけど、コロナのせいで出展業者が少ないからってことで今回限りで出れることになった。

もしかしたら来年は出れないかもしんないから、大事にしようと思う。

そのコインショーには前の会社にいた時は毎年出てたんだけど、少し業界が違うだけで出させてもらえなかった。

同じ業界なはずなのに、こんなにもひどい扱いを受けるだなんて思わなかった。

だから数年ぶりにブースホルダーで立つ時、どんな気持ちがするんだろう、って。

でもほんとは、めちゃくちゃ怖い。

 

だからみんな、晴れ舞台に立つわたしに会いにきてよね。

香港映画の記憶

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本当なら毎年今頃香港コインショーに出て、おいしーローカルフードでも食べてたのになあ。

みんなはさ、香港に行ったら何するの?

帰国前日の仕事終わりにおめかしして、ペニンシュラでキンキンに冷えたロゼのシャンパンを飲みながら、あの美味しいナッツとマスタード味のチップスを食べてたはずなのになあ。

 

香港がすき。

 

もう2年近く行けてないけど。みんな元気にしてるのかな。

90年〜ゼロ年代の香港映画で育ったわたしにとって、色とりどりで艶かしい香港の街に立って、湿っぽい空気を吸っただけで胸がいっぱいになった。

わたしにとっての香港は「幼いころに好きだった人が居た場所」という、それはたいそうセンチメンタル(割愛)な場所。

夜中に携帯に知らない番号からかかってきて出たら、「元気?今ね、香港」って言われたモーメントは忘れられない。

日本でなかなか会えない人も、香港だと気軽に会えた。きっと海外にいた方が時間がフリーなんだと思う。

 

さらには「大好きなレスリーチャンが生きていた場所」という最高な場所。

そこでお仕事が出来るなんて、と感慨深かった。夢が叶った。

でも、忙殺される日々にヴィクトリアハーバーでスターフェリーを待ちながら「わたし、ここで何してるんだろう」って突然感傷が襲ってきたりもする。

そういうときは蘭桂坊で一杯ひっかける。日本人にナンパされて「なんだ、日本人かよ」って言われてムカついたりする。

わたしにとっての香港は追憶の場所。

いつ行っても気候があたたかいその場所は、「駐在してもいいかな」「現地採用探すか」という社畜まっしぐらな思いをよぎらせるほどに性分に合ってた。

うんざりするほどの湿度のおかげで、肌荒れも喘息も無かった。

 

ニューヨークを行ったり来たりした10代を過ごしたから、いつかNYで仕事したいって思ってた。

でも結局わたしのナショナリティはアジアだし、東京からの距離とか時差とか、その他いいとこ取りをしたのが香港だった。

 

そして今回は、香港映画は香港ノワールだけじゃないんだよって話。

 


chungking express trailer (japan)

恋する惑星」(1994年)

↑こんな日本語タイトルを付けた人は、すごいよなあ。

この映画を見て育ったから、香港に行った時に「うわあ。今あの場所に立ってる……」って、めちゃくちゃ感動した。

ビルの下に下がるネオンもまだあったし(最近は撤去が進んでる)、汗ばむ陽気も最高だった。

タランティーノが絶賛したって言われる映画。

若き金城武が美しい。トニーレオンの警官姿もめちゃくちゃ良い。

警察の帽子を脱ぎながら髪を撫で付けるシーンは何度も何度も繰り返し見た。

ただ、「あのエスカレーター」にはまだ行ったことがないから、いつか時間を作って大事な人と行きたい。

自分の美しい思い出は美しいままとっておきたいから、シチュエーションにこだわりすぎて未だに行けてない。

今度こそ行く。1人でも行く。

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この前渋谷のHMVにDigりに行ったら、フェイウォンのアナログが出てた。

ただただ香港に行きたくなっただけ。

小さい頃、学校に行く前にリビングのテレビでやってた朝の情報番組の曲が「夢中人」で、幼い頃から馴染みがある曲だった。

イントロを聴くだけで、家族が幸せだったあの頃を思い出してしまう。


映画『欲望の翼』予告編

欲望の翼」(1993年)

大好きなレスリーチャンが出てる。トニーレオンもちょっと出てる。

去年スクリーンでやってたのを見逃したのは痛恨のミスだと思ってるけど、レストア版がNetflixに落ちてるから、みんなも早めに見ような。

何がいいって、雰囲気が良き。肌にまとわりつくような湿度高めの香港の空気が伝わってくる。

レスリーチャンがクソ野郎な映画だから、だらだらと流し見てて良し。単調だっつったらそれまでだけど、この映画に何か期待して見ちゃダメ。

汗ばむレスリーチャンや、雨にずぶ濡れのレスリーチャン、半裸でタバコを吸うレスリーチャン、車を運転するレスリーチャン、サテン地のパジャマを着ているレスリーチャン、熱帯を歩くレスリーチャンを見るためだけの映画。

また謎にフィリピンに行ったりするけど、あまり気にしない方がいいと思う。

 

同じ監督でレスリーチャンとトニーレオンが出てる「ブエノスアイレス」も大好き。

大好きっていうかもうこれは今ここで思いが書けないくらい、愛している映画。

 

タレ目で甘めの顔が好きなのは、この辺の人たちからの影響かもしれない。

香港の人の顔って好きだもんなあ。

香港みたいに人種がたくさんいるとこで「おや?(顔がいいな?)」と思った人に出身を聞いたら「香港だよ」って言われて「マァ!」ってなることあるもんなあ。


www.youtube.com

花様年華」(2000年)

あれ?わたしこんなにトニーレオン好きだったっけ?って思ってしまう映画。

この映画でトニーレオンはカンヌで賞をとったよね。

いつもスーツに細めのタイででタバコを吸ってる艶やかなトニーレオンを見てると、うっかり好きになりそうになる。

やっぱり男の人にはタバコを吸っていてほしい。

そして、愛する女性のことを、ただやさしく見つめていてほしい。

 

マギーチャンが着てる高い襟のチャイナも美しい。

でも、深く考えて見ちゃダメな映画。ストーリーは至ってシンプル。

別に何もない、男女の気持ちが交差する“だけ”の話。

古き良き香港と湿度を感じるだけの映画。

場所も突然シンガポールとかカンボジアに移ったりするけど、多分そんなに意味はない。

でも、流し見するにはちょうどいい映像。

最近やたらウォンカーウェイ監督の映画を再上映してるから、そろそろキてんのかも。って調べたら、この映画公開から20年てことみたい。

 

木村拓哉が出てる「2046」のレストア版もNetflixに落ちてるから、週末の寝る前とかに見てよね。

ちなみに音楽には母校の先生、梅林茂の名前もある。梅林先生の映画音楽はいつも性癖にささる。(先生お元気かな)


【映画美】さらば、我が愛/覇王別姫 Farewell My Concubine チェン・カイコー Chen Kaige

さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年)

でも、一番好きなのは「覇王別姫」っていうのは変わらない。

レスリーチャンの美しさが1番際立ってる。

少し長いし、見るのがキツい場面もあるけど、胸が苦しくなるラストは毎回号泣する。

 

痛い女だから、タイミングが合えば(4月1日の彼が飛び降りた日に)マンダリンオリエンタル香港に行って、レスリーチャンを偲ぶ。

なぜあんな美しい人が生きていけないなんて、って思わせる香港はすごく魅力的な街。

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自分がお迎えする予定だった「覇王別姫」の中国の銀貨。

何枚かのセットの中の1枚。

見つけた時は「キューン!」てした。これは絶対にレスリーチャン。

うっかり中国人ディーラーに販売してしまって、めちゃくちゃ後悔してる。

また手元に来ないかな。来て欲しいな。そしたら、もう絶対手放さないで大事にするのに。

 

全部コロナのせい。

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」を見に行ってきた

(2月のこと)

あまりにも熱量を持って「見に行きたい」と思う展覧会は、誰かを誘うにしてもその相手にフィットしなかったらどうしようなんて危惧してしまう。

それなら1人で行けばいいじゃん、て?

わたし、誰かと行きたいタイプなの。放っといて。

別に見終わった後に「良かったね」なんて言い合いたいわけじゃないし、共感とか求めてないんだけど、誰かそばに居て欲しいってだけ。

見終わったあと、おいしいものでも食べながらお話ししたいだけなの。

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そんな中、テレビでやってた「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」の特番を見て、勢いで会期ギリギリに予約をした。

毎朝、井の頭線の渋谷駅に着くたびに「行きたいなあ。どうしよっかな」って思い悩んでた。

うちのオランダ人に、テレビを見ながら「わたし、ほんとはこれにずっと行きたかった」と言う話をして、すんなり帯同を得た。

そういうところが上手に出来ないから、友達に笑われたりする。

人の気持ちとかをすごく気にしちゃうタイプだから、なかなか言い出せなかったりすることが多い。

結局考えすぎてめんどくさくて一人で行ったあとに「言ってくれれば一緒に行ったのに」って言われるやつ。

仕方ないじゃん。シャイなんだから。


映画「落下の王国」予告

石岡さんディレクションの「落下の王国」が大好き。(お正月にテレビ放映を見逃したのが悔やまれる)

主人公のロイの衣装も展示してあって、周りを何度もぐるぐる回りながら見た。

天井まである2面の大画面でそれぞれ「落下の王国」が流されてて、ずっと見てしまった。

あらすじはスタントマンの男の人が怪我で入院してるところに同じく怪我で入院して来た女の子におとぎ話を話す、愛と復讐の物語。

ひたすら衣装と装置が壮大で美しくて、大好きなインドも出てくるから、チルしなが流し見するのに最適。

スパイク・ジョーンズデヴィッド・フィンチャーの名前もクレジットされてる。

同じく石岡さんディレクションの「The Cell」もすき。

衣装とか装置のラフがたくさん飾ってあって、そこには赤えんぴつで修正箇所の指摘が力強く書いてあるのを見て、この人は妥協のない人なんだなって思った。

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Anyways.

そういえば人生で二度目の清澄白河に舞い降り。こんなところだったっけ、って。

初めて来たのは15年くらい前、なおこちゃんに連れてきてもらった何かのイベントだったと思う。

ラウンジ系の音が流れる白い壁の明るいギャラリーか何かの空間で、チルした。

場所も何も覚えてないけど。

 

東京都現代美術館は建築も良くって。

水が敷いてある建物が好きなんだけど、もうちょっとあったかかったらお外で座ってたかったんだけどなあ。

コロナのお陰で事前予約制度が充実してるから、並ばずに入れるのも良い。


MISHIMA: A LIFE IN FOUR CHAPTERS (Paul Schrader, 1985) Trailer

日本では未公開の「MISHIMA: A LIFE IN FOUR CHAPTERS」の金閣寺のセットが忘れられないくらい美しかった。

床も壁もゴールドに塗られてて、トリップしそうだった。

三島由紀夫の「美しいもの」に対するストイックな姿勢がめちゃくちゃ好き。

金閣寺を見た時に「ああ、これは燃やしちゃうな」って思った。

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会場ではインタビューがずっと流れてて、あの時代で女性が第一線で活躍するってことは大変だったろうなって。

今でさえ大変なのに。

会場の壁に書いてあった中で忘れたくないやつ、書いとくね。

 

It is possible to design one’s blood,sweat,and tears?In other words,”is it possible to design emotion?”

To be revolutionary is often considered as a privilege of young people, yet I believe that there are some artists who became more radical with age.

And creates spark.

 

帰りに、美術館のすぐそばの和菓子屋さんでおだんご買って食べた。

おだんごとお餅って違う食べ物なの?

 

芸術は一人で楽しむのもいいけど、誰かと手を繋いだりしながら同じ時間を過ごすのも悪くないよ、って。