コロナのせいでどこも行けないから、記録がてら、記録シリーズ(ナンバーガール)
去年(2019年)の夏のこと。
ボーナス入ったし、いい加減遠出したいなって思って去年のお盆休みは10年ぶりにタイに行ってきた。
もはや香港は遠出に入らないので、もう少し西に行きたかったからタイにした。
久々のタイは進化してるんだろうなって思ったら、古き良きを残しつつ、新しいものがたくさんあった。
タクシー移動ってあんまり好きじゃないから、出来るだけ電車にたくさん乗った。
びっくりしたのが、LINEペイで電車のきっぷが買えたこと!
結構簡単でびっくりした。
「ラビットラインペイ」っていう謎のお友達を追加したら、QRコードでタイバーツの支払が出来るから、小銭増えなくてめちゃくちゃラクだった。
チケットカウンターで並ばないで良いし、通じてるのか通じてないのかわからない状況でチケットを買わなくて済むし、一石二鳥。おすすめ。
チャオプラヤ川を船で上がっていくと、憧れのマンダリンオリエンタルバンコクが右手に見えて、「大人になってよかった」って思えた。
わたしがしぬほど泊まってみたかったお部屋は改装と共に消えてしまったけど、外から見れただけでも感激した。
やっぱり「行きたい」って思った時に行っておかないと、無くなっちゃうんだなーと思って時間を呪った。
「暁の寺」こと「ワットアルン」に行った。
真っ白な建物と、聞こえてくるお経の声がすごい良かった。
ここで三島由紀夫が「暁の寺」を書いたと思うと凄く気持ちが高ぶった。
隣にある建物で人が集まってるのが見えたから、お参りがてら靴を脱いで中に入った。
お坊さんが少し高くなってる台の上から、参拝してる人の腕に黄色いミサンガみたいなものを結んでるのが見えたから、「わたしたち観光客だけど大丈夫かな」って思って手を合わせてた。
なんとなく大丈夫そうな気がしたから、正座のままずるずると寄っていって、腕に結んでもらった。
(お坊さんは尊いので、お坊さんよりも上に行っちゃいけないのでむやみに立ち上がったりしちゃいけない)
お賽銭をお盆の上に乗せて、頭をたれて手を合わせる。
榊みたいなものでお水を振りかけられて、順番に呼ばれて腕を出す。
前の人たちが右手だったから、わたしも右手を出したら「違う違う、そっち(左手)を出しなさい」ってジェスチャーされた。
何が震えたって、わたし身体の左側が弱くて、一瞬にして見抜かれたのかと思って泣いた。
GET POWER!まだわたしの左腕に結ばれてる。
今年の夏に行く予定だったのになー。
でも、行きたいって思った時にタイに行くことが出来てよかった。
ホテルのアサメは毎日外のテラスで食べた。
久々のマジな南国は湿度も太陽の光も新鮮だった。
蒸し暑さの中のむせ返るような街のにおいも懐かしい感じだった。
多分、この時わたしが求めてたのは「南国」だったんだと思う。
王宮前の屋台のマンゴーのスムージーは青臭くておいしかった。
目の前で惜しげもなくマンゴーを入れて作ってくれて、炎天下にピッタリのキンキンに冷たい感じが最高。
せっかくなので、(柄にも無く)HISでアユタヤ刊行と象に乗るプランを申し込んだ。
ホテルから待ち合わせ場所まですぐだったし、やっぱりもう一回くらい象に乗りたかったから。
バスで1時間半くらい揺られて、到着。
ちょっとオネエなガイドさんに「ここ来るの2回目なんです」って言ったら「えwwなんでww」って感じだった。
ムンバイ出身のコインのディーラーに「アジャンタとエローラ行ったよ」って言ったら「えwwわたしも行ったことないのにww」って言われたのと一緒だよね。
アユタヤが地元だからってタイの人は何回も行くわけじゃないし、わたしがスカイツリーに未だに行ったことが無いのと同じことなんだと思う。
20年くらい前に来た風景とは違ったけど、もう一回来てよかった。
帰りはタイの祝日っていうことで結構混んじゃったけど、それも街並みが見れて楽しかった。
あと、たれ目の旅行おじさんにオススメされたアメリカの実業家でタイのシルク王の「ジムトンプソンの家」にも行ってきた。
ジムトンプソンはマレーシアのキャメロン・ハイランドで謎の失踪を遂げるっつー、オチも最高。
きっとめっちゃゴージャスでラブリーな女と、バカンスに行ったついでにアメリカにでも亡命したんだと思ってるし、そうであって欲しい。
(ガイドツアーの待ち時間に鳥に糞を落とされたけど)
ジムトンプソンのベッドルームの前には水路があって、「きっと何かあった時にすぐに逃げ出すためじゃね!!??」って勝手に思った。
建物の中の写真を撮っちゃいけないっていうのも、内緒なことがたくさんあるんだろうなーって思って「こころの…カメラで…」ってガイドツアーを回った。
世界中をまわって集めたんだろうなーっていう美しい美術品で溢れてた。
シルクの素敵なグッズも安くて、家族へのお土産に最適◎
ヒンズー教の寺院が極彩色で圧倒された。
うちのオランダ人がヒンズー教のお寺に行ったことが無いっていうから、GoogleMapで調べたら、電車ですぐだったから行ってきた。
ヒンズーのお寺は各国それぞれだから、「これが正解!」っていうのが無いんだけど、楽しんでもらえてよかった。
中ではずっと同じマントラが掛かっていて、脳内で何かがドバァっと出る感じだった。
その時のマイブームがBurberryだったんだけど、胸キュンな色のリップを見つけたのに、全部売り切れ。
また他で見つけても売り切れ。テスターだけ。無いならテスターも下げてよ…。
マットな赤のリップが欲しかったんだけどなあ。
たまたまLINEしてた同志に「無さすぎて腹立つ!」って言ったら「れーこちゃんみたいなオカマがみんな買うてしもてるんやろ」って言われた。
あ、そっか。いや、わたしオカマやない。
大人になって子供の頃に連れてってもらったとこに行くと、子供の頃とは全然印象も違うし、なんせお酒が飲めるっていうのが良いよね。
タイは時間によってお酒を買えない時間があったりするのも、異国に居る感じがしてとても良いよね。