150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

会社を辞めた。という話。

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本日、9/2付で会社を辞めた。というメモ。

ウソをついたり隠したりしても仕方ないので、記録がてら事の経緯を。

信じられないことが起きた。

6月半ばから7月にかけてのたった2週間の出来事は、人生で一番つらい時間だった。

という訳で、InstagramTwitterも要らないものは全部捨てた。


「その日」は突然来た。

わたしが後輩にパワハラとセクハラをしてるってことになってるらしい。

もうそんな人が隣にいるところでは恐ろしくて気持ち悪くて働けないから、5年勤めた会社を辞めた。

結局何がきっかけでこんなことになったのか、どんな目的でそんなことを言ったのかもわからないし、せいぜい頑張って売り上げを上げ続けてねって感じ。

 

でも、突然のことでショックで気を病んだ。会社を何日も休んだ。

 

後輩の子とのいきさつを知ってる人たちから、SNSを通じてたくさんメッセージをもらった。

「れーこは間違ってないよ」って慰めてくれた。

「殺されなくて良かった」って何人もの人に言われて我に返った。

もともと後輩の子がおかしなことをたくさん言ってくる人なのは、周りもわかってた。

うちの前の花屋は、いつその子がうちまで来るかわからないからって目を光らせてくれたらしい。

しかも落ち込んでる間じゅう、ランチに連れ出してくれて、一日中相手をしてくれたから助かった。

(メロ山ほんとうにありがとう。これからもよろしくだよ。)

 

身の保身のために、すぐに弁護士に相談した。

今すぐ物理的に距離を取ることをすすめられた。 

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clubhouseでライターの方に助けを求めたら、代々木にある素敵なクリニックを紹介してもらった。初診でいきなり、人生で初めての「診断書」が出た。

急性ストレス反応」って書いてあった。

抑うつ」とかじゃなくて良かったと思った。

少し休んでる間に、たくさんの友達に相談した。

これはもらい事故だから、避けられなかったって言ってくれた。

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ドクターが「お散歩をすることは大事ですよ」って言ってたから、御朱印を貰うついでに明治神宮まで歩いて帰った。

平日の日中にこんな場所を歩くのなんて何年振りだろうって思いながら、新緑が美しい境内を歩いた。

御朱印をもらってベンチで一休みしながら、もしかして今まで「一休み」ってしたこと無かったんじゃないかと思った。

みんなが「休め」って言ってくれることの意味が、ようやくわかった日だった。

軽い抗不安薬が処方されて、「ああ、これはもう会社に居られない」と強く思った。

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 いつも一緒に飲むこの人↑は本当に顔がタイプなんだけど、「(後輩が)顔で採用したってわたしが言ったって言うんだけど」って話したら「ありえないwお前、面食いやんけw」って笑い飛ばしてくれた。

ってことは、やっぱり後輩の子はイケメンじゃなかったってことだよね!!ほら!!やっぱり!!

見た目がキレイって言ったのは認めるけど、それはトータルバランスの「雰囲気」であって、「顔面が良いという意味では無い」からマジで顔で採用してないし、むしろ全然タイプじゃない……。

(あ、こいつにもし誰か「イケメン」だなんて言ったら一生調子乗るよな、って瞬時に思ってあえて言わないようにしてたというのもある)

 

会社の人は今回の一件でみんな気持ち悪がってたし、怒ってた。

香港で一緒に働いたやつは、辞めたことを本当に寂しがってくれた。

置いていくことを、少し悔やんだ。

香港で一緒に働いた2年間は、一生忘れない。

 

ボスは、わたしが苦しんでたことに気付かなかったことを謝ってくれた。

10年以上、友人を続けてくれて感謝してる。

会社の体制も変わって仕事がしづらくなってたのは事実だから、辞めどきってことで。

コインの仕事が嫌いになったわけじゃない。

 

上の人たちからの聴取で、彼の言ってることの事実確認をした。

後輩の言い分は主に「わたしが彼のことが好きですきでたまらない」という前提で、妄想と現実がわからなくなってる感じで、本当に怖かった。

わたし、顔がよくて仕事が出来る人しか好きにならないんだけどなあ。

証拠を色々見せながら話したけど、彼の言い分とどんどん乖離するばかりだった。

一番衝撃だったのは、わたしがコインの鑑定が出来ないって言ってること。

業者にその話をしたら、みんなめちゃくちゃ怒ってた。

誰に向かって言ってるんだ、って。恐ろしい。とりあえず会う人には「わたしコインの鑑定が出来ないって言われたんだけど、どう思いますかね」って聞くことにした。

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後輩の子いわく「客先とのトラブルが絶えない」という、その客先リストの中に名前があった方と会って、全部話した。

やっぱり怒ってた。

 

鑑定が出来ないうんぬんという話をしたら、スラブに入れる時のハイグレードが付くかどうかという判断力はさすがだって言ってくれた人もいた。

外国のディーラーに辞める話をしたら「It's a BAD news.」って言ってくれた。

それだけで、この5年お仕事をしてきてことは何一つ間違ってなかったんだ、と思えた。

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「オークション会場で恫喝した」って言ってたって、オークション会社の人に言ったら「そんなことないって、いつでも証言してあげるよ」て言ってくれた。

しかも、「あんなヤバいスーツの彼のことを、れーこちゃんが好きになるわけないじゃない!」って大爆笑してた。

おいしいごはんを食べながら、文学の話をして英気を養った。

大人は見てるし、わたしの隣に居るからdisられなかったことを、知らないんだろうなあ。

 

催事をドタキャンしたのもあって、心配して電話をくれた人たちには本当のことを話した。

わたしだって、ちょっとだけプライドがある。

名誉を、毀損された。許さない。

一応メモとか証拠を残してるから、何かあったらすぐにまた弁護士に相談するつもり。

 

何が気持ち悪いって、わたしのSNSは見てないってはっきり言ってたはずなのに、スクショをたくさん提出していたこと。

わたしがTwitterに会社の在庫を載せてた、と。

そんなことあったかな、って思ったけど、もうめんどくさいから言及しなかった。

Twitter(とか、このブログ)って、記録っつーか掃きだめみたいなモンだから、そんなのに一喜一憂してるとしたら、ヤバいよね。

相談したり仕事のこと話したりする友達いないのかな。

しかも、彼のことをフォローしてないのに、ブロックされてた。

意味がわかんない。気持ち悪い。

後輩の子が会社の在庫を適正価格より下の価格で手に入れてブログに載せてることを、会社は知ってるのかしら。

そっちの方がよっぽど問題だと思うけど。

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いやはやしかし、後学のために持ってきてたわたしの自分のコレクションの秋田の銀判を、会社の在庫のコンテナに何回もいれた奴が良く言うよな。

手グセが悪いことも上司に伝えておいた。

まわりの人には「本当に気を付けてくださいね」って念を押しといた。

懇切丁寧にスキルを手渡してきた人に向かって、こんな仕打ちをするなんて正気じゃない。

今までわたしが庇ってきたミスのこととか、お客様からの文句とか、他にも色々手配してあげたこととか、人の想いを何だと思ってるんだろう。

多分、何とも思ってないんだろうな。

わたしが何かしてあげたことも、全て自分で切り開いたと思ってるかもしれない。

でも「見え透いた嘘」は全部バレてるし、そのうちメッキが剥がされるかもしれないけど自業自得だよねって。

っていうか、みんなもあの人には本当に気を付けてね。

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Facebookに会社を辞めたことを書いたら、イツメンがソッコー電話をくれた。

会社を去った翌日、わたしを食事に誘ってくれて「大変だったなあ」って労ってくれた。すごくうれしかった。

人生には、色々あるからって。

わたしのことを元気づけようとしてくれた気持ちが、素直にうれしかった。

顔が良い推しに「例の子のことを顔で採用したって言われたんですけど、一度もイケメンだって言ったことは無いし、あなたみたいな人のことを顔がいいって言うんですよ」って酔っぱらって言ったら、笑ってくれた。

本当に顔がいい人にしか「顔がいい」って言わないんだから。まったく。

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みんなが話を聞いてくれてアドバイスをくれたおかげで、落ち込むこともなくなった。

お仕事の話も出来る様になった。

もっと前向きにならなくちゃいけないなあって思えた。

Taking a new step, uttering a new word, is what people fear mostって、ドストエフスキーも言ってる。

(ありがとう。マジで。あの時声を掛けてくれて、ありがとう。)

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泉岳寺のコイン屋さんのオーナーに会いに行って、なんとなく話した。

「(わたしに向かって)鑑定が出来ないなんて言うなんて、彼に何ができるの?」って。

わかんない。

でも、会社は辞めるものだからね、って言ってくれた。

何年か前に悩んでることを話したら「Life is easyだよ」って言ってくれたことは、こころの中にしまって大事にしてる。

またシャンパン飲もうねって別れた。話せて良かった。

 

他にも、浜松町に行ったときに「サプラーイズ!」ってことで事情を話したら、「あんなに仲睦ましかったのに……。ていうかオークションのことで恫喝なんてしてないっすよね」って感じだった。

しかも、あれだけオークション同行が苦痛だのなんだの言ってたみたいだからわたしは欠席したのに、本人は行ってないみたいだし。

(隣で聞いてたマイメンが「仕事しろよなー」って呆れてたけど)

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なかなか実家に顔を出さずにいたら、ママから「卒業祝いよ」ってバカラのグラスが届いた。

前の社長に退職の連絡をしたら「遂にご卒業ですか。おめでとう」って言ってくれた。

卒業かー、って。

ネガティブに考えるのは、あんまり良くないよね。

 

そして大事なみんな。わたしのことを全力で支えてくれてありがとう。 

(そして、続報を待て!)

 

いつかあなたのことをきれいさっぱり忘れて、顔も名前もわからなくなるその日まで、わたしもみんなも絶対に許さないんだから。

あなたを好きだったことなんて、一度も無い。

それだけは覚えていて欲しい。

さようなら。気持ち悪い。二度と顔を見たくない。

 

という訳で、こんなクソみたいな話はもうおしまい!!