150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

燃え殻著「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読んでしまった話

ボクたちはみんな大人になれなかった

ボクたちはみんな大人になれなかった

 

最初に釘をさしておきますけど、この小説は「読むべき人」と「読んで理解出来なくて文句ばっかり書いたり言ったりする人」の二極化する話。

 

こちら、ツイッタランドで話題のご本。

 

燃え殻さんの「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読了いたしまして。

 

ひょんな巡り合わせから会社に届きまして、その日の帰りの電車と翌日の通勤の銀座線で読んじゃいました。

内容はごく単純明快。文章も簡単。

サクサクっと読めました。

純文学や古典なんかを読み慣れてる人は確実に物足りないから、読むのはやめたほうが良いです。

「重さがなかった」「内容が(うんぬん)」とか言いたい人は、マジでこれを読まないで他の単行本をお買い求めくださいありがとうございました。 

 

ワイが大好きな清野栄一みたいな、テンポの良いビートニクらしさのある文体。

ブコウスキーとかそういう泥臭さを求めてる方はブラウザバックしてください)

 

この本を知ったきっかけは、Twitter

見るからに「こころをエグられそうな内容なんだな」って思って、盛大にスルーした。

 

でも、ネットでの評判やら読んでいたら、居ても立っても居られなくなって買いに走ったのが7月後半。

会社近くの本屋1件、渋谷の本屋3件すべてで売り切れ。

あ、そうだ密林に頼めばいいんだ。って思って井の頭線に揺られながら注文しようと思ったら、なんと入荷待ち。

絶望しかなかった。

Amazonはさすがに在庫あんだろ、って思ってたのが甘かった。

(ちなみに今はAmazonで潤沢に在庫があるっぽいです)

 

久々に「しぬほど読みたい今すぐ読みたい」って思った本だから余計に絶望したよね~。

帰りに寄った下北沢の本屋2件でも、もちろん売り切れ。

あああああしぬ。このままではしぬ!しんでしまう!

と思ってメモ代わりにFacebookに書いたら、奇跡的な出会いをした人から、会社に本が送られてきた。

 

 色々奇跡。そしてありがとうございました。

お陰でしなずにすみました。(今度上野あたりで呑みたいなあ)

f:id:pecotaranta:20170804141815j:image

(ここから本題)

 この本が話題なのは、この本を「とてもいい!!!!!最高!!!!!」って言ってる人たちがある程度の発言力がある人で、

なおかつ、この小説に出てくるような世界に身を置いている人たちなわけで。

 

キラキラっとした世界が理解できなかったり、憧れてたり、はたまた妬んだりしてる人種は微妙かも。

 

内容はあるようで無いような。

でもどこかひっかかる様な感じなので、1時間もあれば読破できる量。

あるきっかけから、過去の恋愛を思い出した一日を描いてるだけなので、時系列を考えたり登場人物を整理しなくて良いから、読んでる方はラク。

ラストもハッピーエンドでも何でもない、現代的な終わり方だし。

 

ワイの感想は「よくぞまあ書いてくださいましたありがとうございます!」って感じ。

我々のような10代~20代前半に”ギラついた業界のギラついた年上の人”と付き合ってた女子は、「ああ、いまだにこんなセンチメンタル引きずってんのかしら、あのおっさん」って思うこと必至。

痛くてしょうがない。だからって同情はしない。共感もしない。

でも、読んだからってそういうおっさんに優しく出来ないのは変わらない。

そういうおっさんに出会っても、こちとらすでに百戦錬磨なので「はいはい」って受け流す技をいくつも手に入れてますから。

あなたがセンチメンタル引きずってる間に、こちらのハードルはガンガン上がってますから。

お疲れ様でした。

 

どーせ今でもこころが弱くて、たまにポエム並べてSNSの「いいね!」の数を稼ぎたいけど全く「いいね!」ってされない系おっさんのまんまなんだから。

 

そんなおっさんに心当たりがある女子で今ワイくらいの年齢(30歳前後)であれば読むべき。

読んでナンバーガールの「OMOIDE  IN MY HEAD」やくるりの「東京」なんかを聴いて、一瞬だけ途方に暮れるべき。

一瞬だけ。

地下鉄は降りる駅に止まって、今という時間に引き戻してくれるから大丈夫。

何の問題もないよ。