150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

単訳の翻訳本「ECOINOMICS~アンティークコイン市場ガイドブック~」が出ました。

 

去る10月1日付けで、本名名義での単訳での翻訳本が出版されました。

イギリスから出版されたアンティークコインのことが丸わかりなご本、「ECOINOMICS」の翻訳本、「ECOINOMICS~アンティークコイン市場ガイドブック~」でやんす。

まさか、単訳の翻訳本を出すという夢を叶えてくれた弊社社長には感謝しかないです。

 

この「翻訳本を出す」ということが、いかに自分の人生にとって大切なことか書くので、読んでください。

あと、たまには自慢させて。お礼も言いたい。

 

文化学院時代に死ぬ思いで英米文学とロシア文学を学び、偉大なる翻訳者たちから直接教えを受けた身としては、同じ”翻訳者”として土俵の端っこに立てたと思うと感慨ひとしおなわけです。(図々しい)

しかも、ラジオに出させて頂いた時に「翻訳者」と言ってもらえて泣きそうになりました。

 

渋谷のラジオ「渋谷のほんだな」のアーカイブです。

最近知り合った方はぜひ聴いてみてくだしゃい。

原カントくんさんは本当に教養が大爆発してる方で、久々に言葉の殴り合いができた感がありました。

感謝。

 

そして学舎こと文化学院のみんな。Pecoはやったぞ。やりきったぞ。故小野寺 健先生、みてますか。やりましたよ。

プロフィールに「文化学院卒」と記すことで、我が母校の名前を永遠に残せたと思う。

恩師にこの話をしたら、とても喜んでくれた。

 

まだまだ感謝する人は居て。

そばで「がんばえ〜!」っていつも応援してくれたうちのオランダ人とメロ山、なぎらさんがいてくれたからこそ、気晴らしの時間を取れました。

 

プロジェクトが立ち上がってからの今日まで、マジで紆余曲折がありました。

出版社と翻訳者を決めるにあたって、ご助力頂いたみなさま、ありがとうございました。

ダメ元で大手の出版社に概要を送ったら、マジの知り合いからお返事が来たので懐かしかったです。(内容は丁寧なお断りの文面と、「なになに??何が起きてる??」というお電話)

という反面、別の大手の出版社に勤める”昔からの知り合いだと思ってた人”から、マジでクソみたいな返事が来たので、マジでクソだと思いました。クソ。

 

専門的な文章、ということで結局わたしが翻訳を担当することになったという経緯です。

しぬかとおもった。

その度に脳裏をよぎるのは、恩師が翻訳を続けてるということ。

 

そして感謝を言いたいのは、発売元の出版社として完全なるバックアップをして頂いた、”あの”「東京キララ社」さま。

キララの中村社長とは不思議なご縁がございまして。死体写真家釣崎清隆経由で知り合ったのは昔のお話しで。

コロナ禍真っ只中の時に、うちのオランダ人と久々に出かけた新宿で、ランチしたんすわ。

場所はもちろん「アカシア」さん。席に座り、ふと顔を挙げると向こうのほうに中村社長が。

ただ、マスクなんかでよくわからなかったので、Twitter(現在のX)のDMで「あのー…今アカシアにいますか?」というキモい内容を送信。

キョロキョロとされてる中村社長にセイハローしたのが、コロナ禍の感動の再会だったわけです。

そして相談をして、出版を受けてくださり、無事刊行となりました。

釣崎さんの写真集が出たところからわたしも本を出せるなんて、感動しかない。

しかも印刷はあの森山大道さんの写真集も手がける誠晃印刷さん。

 

 

そして、転職先であるギャラリアこと、弊社代表にも感謝してる。

転職しなかったら翻訳なんてやらせてもらう機会は一生無かったし、しかも本名で本なんて出せなかった。

みんな世間体とかあるから、ペンネームとかHNで出すじゃない。

本名で出すってことには責任、特に文責が伴うわけだし、自分のラベルにもなるよね。

 

ギャラリアの社長は同い年のイケイケな人なんだけど、わたしのことを理解して翻訳作業を優先させてくれた。

見せてくれない世界を、見せてくれてありがとう。これからも、隣でもっとがんばります。

ってね!

 

陰ながら一緒に走ってくれたフジヤマさんには、こころから感謝してます。これからもまた頼むことがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。ほんとに。

 

そして最後に、悩みをずーーーーーーーーっと聞いてくれた恩師にも感謝をきちんと言わないと。

 

創作、いわゆる小説は小冊子に何度か冊子に載せてもらっていたし、フリーペーパーの連載なんかも公私共にやってたので、翻訳はまた別物だった。

“翻訳”というと、偉大なる恩師の背中を見ずにはいられなかった。

翻訳作業を学生時代に身近で見ていたにもかかわらず、当時はその苦労が全く理解できなかった不良学生だったけど、翻訳という作業を自分でやってみて、初めてその気持ちが理解できた気がした。

翻訳が始まった頃は打ち明けられず、ようやく今年に入ってから、刊行日が決まってから報告した。

素直に喜んでくれた。

そして、こんなつらい思いをしていたなんて、と、ちょっとだけ謝った。直接伝えられて良かった。

わたしはたった1年の翻訳作業で苦難を感じていたんだけど、恩師は15年以上だもんな。

マジで無理。そんなの無理。自分との闘いが長すぎる。

迷っていることを打ち明けたら「それでいいんだよ」って言ってくれたし、その答えが欲しくて聞いたから、答え合わせができて良かったことがたくさんあった。

 

そんなみなさまに支えられてたというお話。

読む人が読んだら、わたしの書いた文章だってわかる本だと思う。

 

そして、すでに本を購入してくださったみなさま。

ありがとうございます。

愛を込めて。

 

そしてこの12月、「感謝祭!」としたキララ社様主催のイベントも満員御礼で終了しました。

ここで頭に浮かぶのは「恩師はこの何十倍もある会場を秒速で満席にしてしまうんだから、すげーよなあ」ということ。

まだまだ叶いません。

 

そして、すてきなプレゼントありがとうございます。

お酒とお花が一番うれちいです。

いつまでも推しててください。

 

このイベントをもちまして、無事「神保町好事家倶楽部」の会員となりました。

承諾してくださったメンバーのみなさま。ありがとうございます。

今後は「アンティークコインのやべえ女」として精進して参ります。

すでに2月10日にイベントが決定しておりますが、また改めて告知します◎