150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

また4月がきたよ

「同じ日のことを 思い出して」

 

April is the cruelest month.

 

色んなところの人事が流れてきて、また1年が始まっちゃった感。

同期に辞めようとしてる気持ちがバレて、もう少し様子を見なさい。ってたしなめられた。

オークションシーズンも始まって、また夏まで走らなきゃいけないなっていうお気持ち。

振休を使わなきゃいけないし、きっとこのままだと精神が持たないから、旅行の予定をめちゃくちゃ入れた。

それなのに、また時短だって。学生の頃思い描いた共産圏のハードモードな暮らしだと思って、楽しむしかないよね。

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増上寺なんて、久しぶりだった。

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一瞬だけ緊急事態宣言もゆるやかになって、会えなかった人たちと会えるようになった。

美味しいものを食べてきた。

たくさん色んな話をして、ちょうどこの季節にペニンシュラで飲んだゆるやかな時間が懐かしくなった。

この日、悩んだ末に明るめの赤の刺繍のラルフのワンピを着て、400番くらいの赤リップを塗ったら、色を合わせたのをちゃんと気付いてくれた。

ぬかりない。そういう人が好き。

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最近はどこでもあるシュマッツがありがたい。

コロナのせいか、メニューが減った気がする。

ババリアヘレス」が飲みやすくて好きなんだけど「白いの、飲めるんだ」って驚かれた。むしろ白いビール、好きなんだけどなあ。

ヒューガルデンなんてガブ飲みしちゃう。

やっぱり日本のビールは好きじゃないなあ。

「1杯目、ビールでいい?」って言われたら飲むけど、実はそんなに乗り気じゃない。

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初夏のおしらせ、トリュフをたくさん食べさせてもらった。

いつも遊んでくれるコイン屋さんたちには感謝してる。

お持たせに「プレスバターサンド」をたくさん渡したら「いつもセンスがいい」って褒められたのが1番嬉しかった。

これは自分で買うくらい好きだし、箱も中身のセンスもすき。

「れーこさんはGODIVAのイメージがあります」って言われて、わたしも大人になったんだなあと思った。

 

しっかり泡も頂いて、これからもよろしくってした。

同い年のルーキーと帰りが一緒だったんだけど、うちの部下の子への評価が良くも悪くもちゃんとしてた。

大人はちゃんと見てる。とりあえず「ごめんねえ」ってして別れた。

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コイン屋さんに遊びに行って、そこのオーナーに前から約束してた沢山の貴重な書籍を見せてもらった。

どんな本があるかちらっと聞いてググったけどなかなか出てこなくて、実物を見たらご自身で装丁やら編んだりしてるご本だった。

そりゃ見つからんわ。って。

装丁はどれも艶やかで美しくて、めちゃくちゃえっちだった。

紙の匂いとカバーのレザーの匂いをたくさんかいだ。

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最後に「これ、どう?」って見せてもらったナポレオンボナパルトコレクションのご本の装丁が、美しいグリーンにゴールドのNの字が美しい。

その時ハッとしたんだけど、これは「どう?(この色の組み合わせを選んだわたしのセンス!)」ってことなんだと思って、なんだか照れた。

そんな艶やかなことが言えるような大人になりたい。

今までのわたしなら「どう?」って言われた真意なんてわかんないんだけど、日々部下の子に鍛えられてるからようやく男心がわかってきた気がする。

気が、するだけ。多分。全然わかってないんだと思う。

会うと我慢できなくてハグしてもらうんだけど、いつも困った顔でBig hugを返してくれる。

いつまでも、ずっとこうやってそばにいて欲しいな。

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神田明神にも久しぶりにお呼ばれしてきた。

はなさんに会って、ロシア文学の話とかした。

また今度どうでもいいレストランとかで文学のお話しをしたい。

オカマのはなさんが六本木にいた頃「会社やめたい」って言ったら「あんたね、遊郭も松の位の遊女が居ないと番付に乗れないんだから。そんなこと言わずにそこに居なさい」ってピシャリと言われてから、辞めたくなったら何度も何度もその言葉を思い出す。

まあ、お仕事する場所なんて「廓」みたいなもんだからね。f:id:pecotaranta:20210403112408j:image

戦友のかずみさんにも会えた。

「がんばろうね」って言い合う仲間がいることが大事。

わたしたちはもう前には出たくないから、後輩を育てていこうねって話した。

それがなかなか難しいんだよなあ。試練だと思ってがんばってる。

30歳になってたくさん六本木に呼んでもらって遊んだことは、今でも夢だったんじゃないかと思う。

何かと毎週のように、週末は六本木で遊んでもらってた。

銀座とは全然違う、どこかギラついた大人達は今頃みんなどうしてるんだろう。

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オークションの下見に行ったら大先輩のディーラーから「はい、餅」って渡された。

じんわり温かかったんだけど、その場で食べるわけにもいかずに持って帰った。

餅好きなうちの前の花屋のメロ山にあげようと思ったら、すでに店じまいしてたからおうちで食べたら冷めててもおいしかった。さすが。

何かお仕事のお話を他の方とされるみたいで、おやおやわたし達は下見をしてるから席を立てないぞっと思ってたら「れーこちゃんだけだし、ここで大丈夫」って声が聞こえて、なんだか良かった。

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4月が終わったら、5月のゴールデンウィークは大きなコインショーがある。

そこに出るのに何年も苦労してたんだけど、コロナのせいで出展業者が少ないからってことで今回限りで出れることになった。

もしかしたら来年は出れないかもしんないから、大事にしようと思う。

そのコインショーには前の会社にいた時は毎年出てたんだけど、少し業界が違うだけで出させてもらえなかった。

同じ業界なはずなのに、こんなにもひどい扱いを受けるだなんて思わなかった。

だから数年ぶりにブースホルダーで立つ時、どんな気持ちがするんだろう、って。

でもほんとは、めちゃくちゃ怖い。

 

だからみんな、晴れ舞台に立つわたしに会いにきてよね。