150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

第18回国際ドストエフスキー協会の学会に行ってきた話

第18回国際ドストエフスキー協会の学会に行ってきました。

お声掛け頂きましたロシア文学の歴々たる面々に感謝でございます。

背中を押してもらえなかったら行ってなかったっす。

最近ちょっとアウトプットしすぎて枯渇してたので、ものすごい良いインプットの機会だった。

マジで。

朝から晩までドストエフスキー漬けだった。最高。

(おやすみをくれた今の会社に感謝)

 

場所は現在のロシア文学のお膝元、名古屋でした。
名古屋ってこの前の宝塚の御園座公演以来、通過しかしてなかったから、久しぶりの長期滞在でした。

 

1日目

学会的には2日目から参加。

朝9時半に名古屋駅に着くも、土砂降り。最悪。しかもホテルから会場まで2キロくらいある。

珍しく迷って汗だくで到着。あげく建物を間違う。

受付を済ませて、中に入るも、さらに迷ったので係の人にお部屋まで連れてってもらうも全てロシア語の部屋だった。

Oh.........

タンブラーを持ってって正解だった。

大体こういう場所ってお水とか設置してあるからって思ってたら、スタバのコーヒー飲み放題っていう一番モチベが上がるリワードだった。

 

比較文学の研究者のセッションが面白かった。朔太郎との比較、これはもう目から鱗だった。

 

そして日本で過去6人の翻訳者の比較。

これもとても興味深いものだった。

というのも、ちょうどわたしもイギリスのコインの書籍の翻訳を終えたところだったし、いわゆる「Modern translation」についてのお話だった。

 

比較文学の発表で、漫画太郎の「罪と罰」がなんとなく写って、「oh......」ってなってたら、目の前に座ってた研究者に「左下ナニ?」って聞かれた。

「Oh , good question 」となるわけもなく、「彼はGatarou-Manだよ」って教えてあげた。

そしたらまた後ろを向いてきて、「Amazon〜」って言うから、「(なんでワイがGatarou-Manて検索したってんねん)」と思いながら、国際交流しました。

 

その後休憩スペースで参加者向けのおやつを食べてたら英語圏の方が「日本のお菓子ってなんて書いてあるかわかんねーわ。お前なんかおすすめある?」て言うから、カントリーマアムを渡して「食べて?」ってした。

「なんやこのしっとりしたものは!!クッキー!?」ってなったんだけど、「これなんて書いてあるの?」って言われたから「あの…ええと…Country mam......」っていうね。

「????」ってなるの、わかります。わかりますけど、こちらも大概恥ずかしいKIMOCHIですわってね!

おい!学生バイト!仕事しろ!ってなった。
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帰りは疲弊しすぎて、矢場とんをお持ち帰り。疲れた。

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そして限界ロシア文学女史のコンビニでのお買い物なんて、こんなもんっすわ。

プレモルのロング缶が無かった)

 

2日目

「いつか着る時が来るだろう……」と何年も大事に置いていたロドチェンコのTシャツでイキって参加した。

っていうか名古屋はクソ暑かった。

この日はいろいろ移動して疲れちゃったけど、素敵なランチのおかげで息を吹き返した🍱

忘れられないモーメントになった。

朝のセッションを聞きながらふと外を見たら、雲が低くて見とれてしまった。

そしてこの日は「風来坊」の手羽先をお持ち帰り。

10本イケるかな〜?とか思ってたけど、全然大丈夫だった。

タンパク質足りてなかったのかな。

 

最終日

午前のセッションで突然泣き出す参加者がいて、会場が騒然とした。

内容的には女の人が殺される、というような内容(ロシア語)だったんだけど、なんか微妙な気持ちになった。

 

会場でお声掛けくださったみなさま、ありがとうございました。

なんかすごいうれしかったです。

 

今回のハイライトはこれ!

一般参加者の方もたくさんいらしてた。

芥川賞作家3名を招いたセッションだったんだけど、物足りなかった。

会場を後にしながら、久々に通学したなーとか思いつつ。

というわけで、名古屋お疲れ様でした。

帰りの道すがら、恩師に言われた言葉がじわじわとボディーブローのように効いてきて、ちょっと泣いた。

たいていその場で言われた瞬間、「腹立つ〜」とか思ってたりするんだけど、やはり恩師たるもの、自分の中での存在がデカい。

というわけで、急いでサンマルコさんでカレー、御座候などをゲトって急いで帰りました。

 

本当に身になった学会だった。

Спасибо всем людям, с которыми мы познакомились.
Большое спасибо!

 

(ここからは私感、というかちょいおこ)

あと、もしこういうことがなんとなくわからなかったら、同じ土俵に上がってこようとしないで欲しい。

理解に齟齬がある場合、説明するのがクソだるい。

しかも「教えておしえて」っていう姿勢ではなく「それって〇〇だよね」っていう意見をすること自体が、そもそも知識度が低いのに何言ってんのかな、と思うことがある。

いや、誰に言ってんだか。よく、知らないことを決めつけられるな、と思う。

多分専門的な知識がある人間に対する会話の仕方をそもそも知らないんだろうし、教養を感じられない。

わからないんだったら、マジで同じ土俵に上がってこないで欲しい。(大事なことなので2度目)

わからないことを「質問」するのとは大違い。

そんなの、研究者に言った途端に「あ、こいつアホなんかな」って思われて微笑まれて終わるだけだし、優しく(ピリつきながらも)教えてあげるのってものすごい疲れる。

ある程度基礎知識をつけた上で「〇〇だよね」って言うのは良いと思うけど、わたしですら何かを研究している人にそんなことは言えない。いつまでも学ぶ姿勢を持っていたいし。

日本人って、他の国の人とは違う”そういう図々しさ”があるよね。

ドストエフスキーとかのことでわからないことをわたしに聞いてもらうのは、今まで通り大歓迎だよ!議論をしたいならファイティングポーズで待ってるね!)

「さらば、我が愛/覇王別姫」を映画館で見た話

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愛するレスリーチャン没後20年というわけで、吉祥寺のアップリンクに「覇王別姫」を見に行ってきました。

まだ上映期間中だから、もし時間がある人は見に行った方が良いと思う。

上映当時の中国では、文革と同性愛を扱っている作品のため、上映禁止になったほど。

 

有楽町のKADOKAWAでもいいかなって思ったけど、おうちから近い方にした。

来場者特典はもらえず。それくらい人気で良かった。

 

KADOKAWAのサイトはこちら。

さらば、わが愛 覇王別姫 4K|トップ

 

最初にショッキングなモチーフが出てくるんだけど、会場からは小さな悲鳴が上がってた。

 

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と、その前に目の前の地下にあるロシア料理屋さんでランチした。

こんな目の前にロシア料理のお店があるなんて知らなかった!

ランチは無いんだけど、セットメニューがあるのでオーダーした。

これは「毛皮のコートを着たニシン(Селёдка под шубой:セリョートカ・ポド・シューボイ)」っていう前菜。

だいすき。

ママも大好きなやつ。

どうやったらビーツの色がこんなに残るんだろう。

あとはピロシキボルシチ、サービスのりんごのパウンドケーキ(上に紅茶風味のふわふわのクリームが乗っかってておいしかった)

大好きなキンズマラウリはボトルでしか無かったので、お店の方のおすすめの赤ワインをグラスで一杯。

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顔ハメはハメるよね。かわいい。

持ち帰りもできるようなので、今度はお持ち帰りしたいな。

美味しかったです。

 

吉祥寺駅すぐの「カフェロシア」さん。

【OFFICIAL 公式】CAFE RUSSIA カフェロシア Кафе РОССИЯ (23年7月18日更新)

 

予約してった方がいいかも。

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パンフレットは映画が終わった段階で完売してた。

やっぱりこういうのは迷ったら即課金した方が良い。

 

京劇「覇王別姫」のあらすじ。

秦の時代のお話。圧政を敷いてきた秦を倒し、そんな中台頭してきた楚の項羽と漢の劉邦は覇権をめぐって争い、項羽は追い込まれる。

項羽についてきた妻の虞姫(ぐき:虞美人のこと)は、足手まといとならぬよう自ら命を断つ。

 

この映画のあらすじ。

不幸な出自の京劇役者・程蝶衣(レスリーチャン)が、虐待にも近い厳しい教育を受けながら有名な役者へ成長する。

しかし、当時の中国の情勢の中、文化大革命と人間関係に翻弄されながら悲しい最後を遂げる。というもの。

 

実際の京劇の内容と似たような内容に仕上がってる。

劇中に「運命は変えられない」的な言葉が何度か出てくるんだけど、普通ならハッピーエンドに変えていくような展開になるところを、そのままの運命になぞらえて生きていく。

その感じが見てて本当につらい。

しかも、レスリーチャンがこの世にいないなんて、もっとつらい。

www.youtube.com

最初のシーンで号泣カマしてしまった。

多分初めて見たであろう方達が、劇中セリフを間違う様子を見て「うふふ」って笑ってたけど、わたしにはそんな余裕もなく。

そのセリフの間違い方も、蝶衣の人生そのもののようで見てられない。

二人の50年の幕が降りる時、その最期は悲しいものでしかなかった。

相手役の小楼が、最後のスクリーンカットの瞬間、笑ってるように見える。

死ぬことでしか、幸せになれない人も居るよね、ってうちのオランダ人と話しながら帰った。

わたしたちは何人もの友人を自死で亡くしてるけど、突然のことで驚くこともあれば、「ようやく死ねたんだね」って思う相手もいる。

そういう時の気持ちを思い出した。

死んで良い人間なんて、居ないんだけど。

 

ずっと涙ぐみながら演技をしているように見えるレスリーチャンが痛い。

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なんでもうこの世にいないんだろう、って思うけど、スクリーンの中では永遠に美しいまま閉じ込められてる。

 

レスリーが生きていたら、もっとたくさんの映画に出てくれたんだろうか。

もっとスクリーンの中で輝いていたんだろうか。

わたしも、50年続く人間関係を知ることが出来るんだろうか。

なんて。

王家衛4Kレストア版「ブエノスアイレス」凱旋上映というお話

去年の暑い時期に執心していた王家衛の4Kレストア上映ですが、一通り見てからだいぶ経ったこの6月、また再上映というわけでいってきました。

お約束の新宿シネマートさん。

新宿には車でも電車でもすぐなんだけど、映画の性質上電車での行き来が最適だった。

結末も内容もわかってるからドキドキしながら向かう映画館、そして終わった後に涙をぬぐいながら歩く新宿の街。

 



王家衛」の電光掲示板も復活してた。

あまり映画館に行かなくなってしまったんだけど、王家衛の映画は絶対に映画館で見たいと思った。

上映当時は小学生だったし、味わいなんて全然わかんなかったし。

 

 

座席はガラガラ。やっぱり日本は「ブーム」に弱いのかな、と思った。

去年見た時は満員御礼で端っこの方だったから、今回は良い席が取れてよかった。

 

トイレには金城武と香港の風景。

うちのオランダ人いわく「男性トイレは”そうでもなかったよ”」とのこと。

 

この思いをもう少し停滞させたかったから、帰りに新宿3丁目でお酒を飲んだ。

大好きなマルゴさんで泡を飲んで、おいしいものをツマんだ。

外にはお一人で飲んでる紳士が、寝てしまっていた。

 

幼い頃に見て以来の憧れていた記憶からの、熱狂の去年の鑑賞。

そして、ひとつ気持ちが落ち着いた今年の初夏の鑑賞。

もう一度、このタイミングで見て良かった。

去年見た時は感情が前に出てしまって、正直あまり細かいところまではわからなかったし、楽しむ余裕がなかった。

今回はまだストーリーも覚えてるし、去年見えなかったところまで感じることができた。

あんな綱渡りの恋はしたくないよね。

ヒリヒリするようなああいう恋って、経験しておくことに越したことはないんだけど、もうしたくないよね。

好きとか嫌いとか、さんざん喚いたのに一緒に入れないなんて。

心を入れ替えた時には、もう同じ時を過ごせないなんて。

あのままブエノスアイレスに残った(残された)レスリーチャンは、どんな人生のシナリオが待ってるんだろうと思うと泣けて仕方なくなる映画。

 

何度見てもやっぱり、美しいレスリーチャンが映し出された瞬間、泣いてしまうのだけど。

わたしも、イグアスの滝に行ってビチャビチャになりたい。

 

これで一通り見たかなって感じだけど、余計に香港に行きたくなった。

それに、この映画のラストは台湾の夜市だから、台湾にも行きたくなった。

台湾のあのガヤガヤした屋台で、とにかく店の人のおすすめを適当に食べる。

喧嘩をしてるのかと思うくらいの喧騒の中、急いで料理を口に運ぶ。

お金を払ってまた次のお店へ、っていうことを何年もしていない。

きっと香港も台湾も、この数年で変わってしまっているに違いないんだけど、わたし(と、うちのオランダ人)にとってはかけがえのない場所には変わらない。

 

そしてここで朗報。

待望の「欲望の翼」が4Kレストアされるとのこと。

2019年の上映に行けなかったので、もしよければどこかの映画館で見たいなって。

見たい映画があるって、なんかよくない?

そうだ、京都にいこう。という前に名古屋に寄った話

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人生初の豊橋は、コンパクトな駅前が素敵な練り物がおいしい場所でございました。

駅前にUSAがあったよ。

お客様の元へ大事なコインを納品しに行ってきました。

 

というわけで、会社にお許しをいただいて翌日に代休をもらった。

(もちろん仕事はした)

というのも、今まで勤めてきた会社って翌日に報告しなきゃいけなかったり、売上金を計上しなくちゃいけなかったので、国内催事だろうが香港から帰国した翌日であろうが地を這ってでも翌日出社がマストだった。

けっこうこれがキツくて、おかげで火曜日ばかり代休になる月もあって、わたしは一体何をしてるんだろうと思ってた。


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豊橋での納品が終わったあと、その足で在来線で名古屋へ。

人生初めで乗った電車での移動でちょっとビビリつつも、景色を見ながらすぐに着いた。

名古屋って、なんか苦手。

とか言ってる暇もなく、だいすきな人に会ってきた。

セイハローってかワンタッチって感じだったけど、距離とか時間を縮めることが出来た気がする。

わたしはずっとネガティブな方に勘違いをしていたかもしれないけど、もっとこういう時間は大事にしなくちゃいけないと思った。

マジで。

 

いつもわたしのために時間を空けてくださって、ありがとうございます。

この人は世界で一番忙しい人だと思ってるから、こんな人がわたしのために時間を無理やり空けてくれることを知ってるから、それ以外の人が「忙しい」とか「時間がない」とか言ってるのってマジで甘えだと思ってしまう。

 

そしてその翌日は京都へ。


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一人で京都を観光するなんてこと、今まで一度も無かったから、何をしようか贅沢に悩んだ。

大好きなSODOさんはランチの予約がいっぱいだったし、悩んだ末に京阪で上に上がってロシア正教の教会に行くことにした。

今までハリストス(イエス様の意味)教会なんてあまり足を運ばなかったけど、せっかくだから見てみたいなって。

東京はお茶の水ニコライ堂があるやん。学生の頃、よく授業をサボって行ってたんだけど、地方のハリストス教会って行ったこと無かったなって。

 

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ど平日の月曜日ということもあってか、あまり観光客も見当たらなかった。

いつも土日に行って人混みが地獄のようだったから、新しい気持ちだった。

出町柳のクラブにも、何年も行ってないなあ。

と思って調べたら、たいていわたしが行く日に限ってめぼしいパーティーはやってない。

京阪の階段を上がっていたら、新緑がたわわと見えてうれしい気持ちになった。

 

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駅から10分〜15分歩いて着いた。

この日はめっちゃ暑くて、マジで途中のコンビニに涼を求めて立ち寄った。

台湾に行くとさ、言われるじゃん。

目的地まで少し距離があるんだったら、道にあるコンビニに全て立ち寄って涼を取れって。

あの意味がようやくわかった。

それくらい暑かった。

 

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せっかく行ったのに、おやすみ。まあ月曜日はお休みの教会が多いよね。

とりあえずまわりをぐるぐると見て回って、すこしお祈りをして退散した。

 

京都ハリストス正教会 – The Orthodox Church in Kyoto

 

2022年に国の重要文化財になったというだけあって、こじんまりしつつも白く美しい建築でした。

また改めてお祈りしに行きたいな。

 

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めちゃくちゃ暑いけど、御所を歩いて出町に行くことにした。

 

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青紅葉が、本当に美しかった。

 

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大好きな出町ふたばさんで世界で一番おいしい大福を買って帰宅。

 

初夏の関西っていいよね。

すっきりと暑くて、緑が豊かで懐かしくて。

やっぱり今回もHipなパーティに行けなかったけど、一人で散策する京都も最高だった。

 

でも、心置きなくお散歩できる人と過ごした方が楽しいよね。

明日からおしごとがんばります。

日本がついにチュアンドタンの美しさに気付いた話

チュアンド・タン…。

20代に見える50代…。

と言えば、「時効警察」の「美魔王藤原(武田信治)」ですが。

(71歳という設定wwwww)

 

シンガポールの美しき56歳(2023年1月現在)について、ようやく日本が気付いたという話。

去年9月にシンガポールに行ってた時、ちょうど彼の会社の写真か何かの展示会があったみたいなんだけど、もちろん行けず。

そしてチュアンド・タンにも会えず。(当たり前)

コロナの水際対策も緩和された去年末、なんと日本に来日してたということでちょっとおバズりに。

(ちなみに、Instagramで「向こうに見える緑の森はどこ?」ってストーリーに上げていたので「それはねえ!明治神宮とか代々木公園だよ!」ってキモいメッセージを送りつけてしまったのを大反省大会)

 

(風呂上がりにこんな人いたら失神するけど、匂いをかぎたい)

わたしがチュアンド・タンの存在を知ったのは2年ほど前。

モチベーションを上げるためにiPhoneの待ち受けを「いい男」にしてるんやけど、007が終わるダニエルクレイグ以降どうしたら…ということでたまたま見つけたのがチュアンド・タンでやんした。

なんだこれは、と。

わたし、ここまで筋肉質な人ってもはや怖いんだけど、彼はそうじゃない。

”今”を維持していて、さらには若い頃よりパワーアップしてるところがすごい。

ちなみに、千鳥のノブが憧れてるっていうのも有名な話。

 

基本情報はこちら(国内外のサイトから抽出)

  • 名前:チュアンド・タン(漢字で書くと陈传多)

  • 国籍:シンガポール

  • 1966年3月3日生まれ(父は水墨画家Tan Tee Chie:写真左)
  • 兄が1人

  • 身長185cm

  • お肌ヨワヨワの敏感肌

  • メガネ

  • コーヒーとお酒は飲まない

  • お水はたくさん飲む

  • 週に5日/90分のトレーニングをしてる

紫禁城の壁やん!って)

 

彼の肩書きはいろいろ

  • モデル

    • 1980年代に16歳から活動

    • 現在は2004年にチュアンドとパートナーのFreyによって設立されたモデルエージェンシーAVE Managementを経営

  • フォトグラファー

    • 2006年にFrey Owと写真の会社ChuanDo & Freyを共同設立

    • ジャネット・ジャクソンのアルバム「ディシプリン」のジャケも担当 。

    • その他にもリタ・オラやアンジェラベイビーなどもクライアント。

    • わたしが愛するトムフォードのアートワークにも携わってる。最高。

(待ち受けにしてるのはこちら。そして後ろにひっそりと見えるトムフォードのフレグランス)

  • 元シンガー

 

Numero東京の記事が軽くおバズりになったので、是非ご一読を。

チュアンドタンのことはほぼわかる素晴らしき内容。

奇跡の56歳。チュアンド・タンにインタビュー「今というこの瞬間にある人生を楽しみたい」 | Numero TOKYO

 

性格は”内気”だそうです。HA!!

若さの秘訣は「シンガポールチキンライスを食べてること」らしいけど、そんなのね!!違うに決まってるんだから!!

 

──日本人女性に対して、どう思いましたか?
すごく可愛い、素敵だなと思いました。みんな、僕にとっての“理想の妻”になれるような!(笑)。
Numero東京インタビュー記事より引用

は?じゃー妻にしてくれよ。

 

というわけで、動いてるチュアンド・タンをどうぞ。

 

youtu.be

チュアンド本人がスクランブルエッグにアボカドを乗せたものを作って食べる短い動画。

それだけで尊い

 

www.youtube.com

インタビューに答えてるチュアンド・タン。

 

www.youtube.com

2020年の作品「Precious Is the Night (今宵多珍重) 」の予告。

スリラーなんだけど、かかりつけ医の役がえっち。

いろんな予告がYouTubeに上がってるんだけど、これはチュアンドのシャワーシーンと激エロなキスシーンが見れる。(鼻息荒め)

 

それはもういつかの本人もインタビューで言ってるように「ドリアングレイの肖像」の世界そのまま。

(知らない人は調べてね)

実は全て虚構でした、なんてこと無いよね?ね?

とにかくワイ的に性癖に刺さったのは

  • 高身長
  • メガネ
  • 顔がいい

という3点でした、というお話。

ねえ、今度のメガネは黒ぶちにする?

 

みんな!!これからもチュアンド・タンを応援しような!!

 

<チュアンドタンのSNSなど>

Instagramはこちら

https://www.instagram.com/chuando_chuandoandfrey

Wikipediaはこちら

https://wiki.sg/p/Chuando_Tan

王家衛4Kレストア版「花様年華」と「In the Mood for Love」

5作品目最後は「花様年華」になった。という訳で、王家衛4Kレストア版は無事完走!

沖縄の桜坂劇場で見る夢は叶わなかったけど。

この年まで生きて、大きなスクリーンで見れたことに感謝しなくちゃいけない。

Netflixで見れるから、できるだけ多くの人に見てほしいマジで。

今回もネタバレありなので、そういうのヤな人は読まないでね。

www.youtube.com

まだやってる映画館もあるっぽいから、もしよかったら映画館で見て欲しいなって。

 

花様年華」を見にいこうって思い立った日が、吉祥寺の映画館しか空いてなかった。

はじめての映画館なので、なんだか新しい気持ちになった。

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舞台は1960年代の香港。とにかくマギー・チャンが着ている襟が高いチャイナドレスが最高。

冒頭でマギー・チャントニー・レオンがすれ違うんだけど、ほんの一瞬目が合う。

多分この瞬間「あっ」って思ったとしたら、それがもうこれからの2人の関係を決めてるんだなって。

(ワイの経験上そんな感じ。会っても覚えてない人は覚えてないし、一瞬でも覚えてる人とはその後なにかしら関わりが出来る)

 

背もたれが直角の茶餐廳のシーンがいいよね。

お肉にマスタード、実に良い。

そして、やはり訪れる”別れ”。ご多聞に漏れず、今回も「シンガポールに付いてきてくれ」と言うも断られる。

この映画も最強にすれ違いの映画なんだけど、涙ぐむマギー・チャンがなんとも美しい。

そしてラストでトニー・レオンとすれ違う。もう少し、もう少し早く来ていたら窓越しに顔を合わせることができたのに!

 

トニー・レオンは1人カンボジアに行って、アンコールワットの遺跡の柱のくぼみに秘密にを打ち明けて土を詰める。

やっぱアンコールワット行きていなあ。って思ってるとエンドロールが流れる。

 

5作品を見終わったあと、王家衛の映画の全てが繋がる。最後をこの映画にしてよかった。

 

「過去は見るだけで 触れることはできない」

そんな文字を見て泣きながら、ああ…ゲロ吐きそう…。って立てなかった。

 

そして今回もご多分に漏れず、胸が苦しくなって泣いている時のエンドロールに「梅林茂」の文字。

別に梅林先生がどうこうってことはないんだけど、あっ梅林先生だって「スッ」と冷静になるよねw

www.youtube.com

というより、梅林先生の曲はやっぱり偉大なんだなって思う。

王家衛の映画にぴったりだもんね。

爆音でテーマ曲がかかるだけで、マジで胸が苦しくなる。

 

5作品を映画館で見た感想としては、

  • まさか幼い頃憧れていた映画を映画館で見れるとは思わなかったから感動ひとしお
  • 今この歳になってからわかることもある
  • 5作品を連続で見ることの大切さ

というところ。

わたしもね!!大人の女なのでね!!

 

"That era has passed. Nothing that belonged to it exists anymore".

はあ、なんという台詞。

こんなすれ違う恋なんてしたくないけど、なんだか郷愁を思い出すのが王家衛の映画。

もしかしてわたし、そういう恋ってしたことあったっけ?って考えるけど、一つも身に覚えがない。

そんなもん。

新型コロナウィルス陽性になった話(自宅療養など)

というわけですわ。無事Surviveしました。


11月後半、喉に違和感があったのが、日に日にひどくなる。

そしてちらり選挙のお手伝いをした日がまさかの雨。しかも極寒の中、駅頭に立ったわけで。

手がしびれ初めて「これはもうちょっと身体が限界なのかも」と思って、早めに移動。

ついでに、PCR検査(唾液)を受けてみることに。

 

結果は陰性。良かった。

 

そして翌日、かかりつけの病院へ行くも「咽頭炎」ということなのに、なぜか処方のお薬無し。

無し?は?めっちゃ喉痛いねんけど?何か鎮痛剤とか出して?と思いながら帰宅。

しかもコロナの疑いがあるっぽいということで、病院の外で診察だった。

この「院内トリアージ料」が結構高い。腹たつ。

その病院はPCR検査も抗原検査もやってません、という謎のポリシーがあるため、とりあえずおうちにあった血液で検査するタイプの「抗原検査キット」を使うも陰性。

ほっと一安心。

 

そのまた翌日。一向に良くならない。声が出ないし寒気もする。とりあえず市販の解熱鎮痛剤を飲む。

やっぱりおかしいので、再度かかりつけの病院へ。

しかし「咽頭炎」ということで、抗生剤・解熱鎮痛剤・咳止め・痰止めを処方される。

また「院内トリアージ料」をとられる。わかるけど、昨日の今日やで?って思いながら帰宅。

 

いやいやわたし昔から喉が弱い「咽頭炎のプロ」やけど、いつもと何かが違うで?と思いながら、この日は社長におやすみを頂いていたので、最近できた駅前の(イケイケの)病院へ予約。

LINEで全て済むのでありがたき〜。しかも前もってクレジットを登録しておけば、非接触でお会計。すごい。

「溶連菌の検査しましょうかね。でも見た感じ溶連菌の確率は30%以下って感じですけど」という先生に従って溶連菌の検査。

鼻に綿棒を突っ込まれて「(あ。オエってしそう)」って我慢しつつ「上手ですね〜」って褒められながら終了。

結果はすぐ出た。溶連菌は陰性。扁桃腺もリンパも腫れてないっすねえ。って。

とりあえず病院でPCRを受けれるってことで検査を受けてその日は終了。

 

帰りに「もしや、明日から外に出れないかも」と思ってスーパーでしぬほど買いだめ。

そして翌日、見事陽性妖精さんですわ。

ちょっと前にコロナに罹ったフェチ仲間女子にLINEして、都の配食やら陽性者登録など教えてもらう。

(マジでありがとうねこちゃん)

おかげでスムーズに申し込みできた。しかも翌日には2箱も届いた。

箱を開けて思わず笑ったのは、レッドブルが6缶も入ってたこと。これお年寄りとか困らん?大丈夫?

 

どんなに思い起こしても、マジでどこで罹ったかわからなかった。

最初に喉が怪しいな、と思った1日前にイベント出展があって、結果的にそのイベントからコロナ陽性者が出た。

でもそんな翌日に症状って出るもんなの?って。

症状が出た日から逆算した日付前後はおうちからほとんど外に出てなかった。

酸素濃度を測る指に挟むやつも頼んどいて良かった。

その夜はマジで寝れないくらい喉が痛くて、どの鎮痛剤を飲んでも全く効かなかった。これが一番辛かった。

ただ不幸中の幸いなのは、食欲もあるし、熱も出ないタイプだったこと。

 

そして1日遅れでうちのオランダ人も陽性!

というわけで遅れてもろもろ登録。こちらはなかなか配食が届かなくて少々不安だった。

急に陽性者増えたもんねえ。

ついでに、住んでる世田谷区の配食もオーダー。こちらは質素なものだったけど、ありがたく頂く。

 

コロナ支援センターっていうところのサイトに寝起きくらいのタイミングで酸素濃度と体温を申告するんだけど、「94%」って申告したら鬼電がかかってきた。

「看護師です。大丈夫ですか?息苦しくないですか?」って言われて、なんのことかと思ったら、どうやらその数値が続くとヤバいということらしい。

もらってた用紙の酸素濃度の数値を見たら「中等症」というのを見てビビりつつ、電話を切る。

いやいや、システムというかインフラめっちゃ整ってるな〜。って咳き込む。

確かに、ゴミ出しをするために3階の階段を行ったり来たりしたら、いつもより息切れしたけど。

結局、自宅待機が解除になる日まで酸素濃度が「95%〜97%」だった。

そして自宅待機最後の日、都から貰えた抗原検査キットで調べたら見事陰性!

おめでとうわたし!っつー1週間でした。

ちょっと今でも咳が残ってる。

Instagramで「妖精ぽよ」ってしたら、香港の何人かの友達から「とにかく水分を摂ること」って言われた。(あったかいレモンティーじゃないよってw)

病院でも「対処療法しかないから水分たくさん摂ってください」って言われたんだけど、罹ってみてわかった。

まさに言う通り。鎮痛剤を飲んでとにかく寝て、たくさんの水分を摂りまくることしか治る方法が無いっぽい。

幸いにも、熱がそんなに上がらなかった。

 

みなさま、本当に気をつけてね。

って言っても、どんなに気をつけててもマジでどこで貰っちゃうかわからないから怖い。