150BPM

ものすごいサブカルですが、あまり気付かれません。

「新カラマーゾフの兄弟」が分厚すぎる話。(上巻読んでる)

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近所のスーパーのレジ前は、並ぶ時に距離を取る感じになった。

レジは一人一人の対応で、カゴをレジ台に置いてからも、さらに待つ。

次の方どうぞ、みたいな感じで呼ばれて、ようやくお会計。

それでもグイグイ来る人が居て、すごくいやな思いをしたりする。

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会社のすぐそばの松坂屋さんもおやすみ。

通勤電車に乗ってる人も、まばら。

「わたし何でこんな時に毎日電車乗って通勤してんだろ」って毎日思ってる。

先週からようやく時短営業になって自宅待機も可能になったけど、対応が遅いうちの会社のことが信用できなくなるよね。

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ランチにサラダをよく買いに行くセブンイレブンは、ビニールが整備された。

 出来ればもう少し長いビニールでいいんじゃないかなって思う。

週イチで通ってるヨガスクールもさらに延期になってしまったので、今のうちに本を読んでおこうと思ってお取り寄せした。

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画像を見て、いわゆる300ページくらいの単行本上下巻だと思って頼んだから、封筒をあけてみてびっくり。

「マジかよ」って声が出た。

あと、表紙がちょっとやだ。なんでこんな感じになっちゃったんだろ。

著者の本は写真を前面に出す表紙が多いんだけど、帯の感じも相まって、ハードボイルドSF小説みたいになっちゃってない??

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 これは分厚い。辞書やん。

「大審問官スターリン」よりも分厚い。なにこれ。鈍器。しかも上下2巻。

上巻は650ページちょい。

帯を見てびっくりしたんだけど「著者の初小説」って。

確かに。今までオリジナルの小説って無いかも、って。

学者であり研究者であり翻訳者だから、オリジナルで何かを書くってことは無いのかも。

カラマーゾフの兄弟」をベースにしたものだから、オリジナルかどうか悩ましいところだけど。

新カラマーゾフの兄弟 上(上・下2巻)

新カラマーゾフの兄弟 上(上・下2巻)

  • 作者:亀山郁夫
  • 発売日: 2015/11/19
  • メディア: 単行本
 

ちなみに、Amazonの評価はひどい。マジでひどい。

あと、いつもの「アンチ勢」がわいててしんどい。

95年の日本が舞台なんだけど、オウム、阪神大震災Windows95がサラッッッッと出てくる。

サラッッッッと。

上巻を読んでる今のところ、特に言及はない。

8歳で神戸で被災したわたしとしては、『阪神大震災』という文字を見ただけで吐き気がしてたんだけど、上辺を撫でる程度なので無問題。

こんな時間がある時だからこそ、時間を費やして読むべき小説。

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中は麻の模様。和綴じの本っぽい。

文章からは、アンチ勢が最も嫌う著者の「イケイケ感」が伝わってくる。

わたしはこの「イケイケ感」をニヤニヤしながら読んでるし、文体の勢いが良いと思ってるんだけど、何がダメなのかしらねえ。

誰しも好きなものを目の前にすると、感情って抑えきれないのが当たり前だと思ってるんだけど。

こんな2次創作を出版出来るということに著者の凄さを感じるし、さすが「俺たちの壁サー」って呼ばれるだけのことはあるよなあ。

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今月号の「すばる」は「美」について。

相変わらず、多忙なはずなのにいつ書いてるんだよ…ってなる文章量。

文章が暗くない。

良かった。