近所のスーパーのレジ前は、並ぶ時に距離を取る感じになった。
レジは一人一人の対応で、カゴをレジ台に置いてからも、さらに待つ。
次の方どうぞ、みたいな感じで呼ばれて、ようやくお会計。
それでもグイグイ来る人が居て、すごくいやな思いをしたりする。
会社のすぐそばの松坂屋さんもおやすみ。
通勤電車に乗ってる人も、まばら。
「わたし何でこんな時に毎日電車乗って通勤してんだろ」って毎日思ってる。
先週からようやく時短営業になって自宅待機も可能になったけど、対応が遅いうちの会社のことが信用できなくなるよね。
ランチにサラダをよく買いに行くセブンイレブンは、ビニールが整備された。
出来ればもう少し長いビニールでいいんじゃないかなって思う。
週イチで通ってるヨガスクールもさらに延期になってしまったので、今のうちに本を読んでおこうと思ってお取り寄せした。
画像を見て、いわゆる300ページくらいの単行本上下巻だと思って頼んだから、封筒をあけてみてびっくり。
「マジかよ」って声が出た。
あと、表紙がちょっとやだ。なんでこんな感じになっちゃったんだろ。
著者の本は写真を前面に出す表紙が多いんだけど、帯の感じも相まって、ハードボイルドSF小説みたいになっちゃってない??
これは分厚い。辞書やん。
「大審問官スターリン」よりも分厚い。なにこれ。鈍器。しかも上下2巻。
上巻は650ページちょい。
帯を見てびっくりしたんだけど「著者の初小説」って。
確かに。今までオリジナルの小説って無いかも、って。
学者であり研究者であり翻訳者だから、オリジナルで何かを書くってことは無いのかも。
「カラマーゾフの兄弟」をベースにしたものだから、オリジナルかどうか悩ましいところだけど。
ちなみに、Amazonの評価はひどい。マジでひどい。
あと、いつもの「アンチ勢」がわいててしんどい。
95年の日本が舞台なんだけど、オウム、阪神大震災、Windows95がサラッッッッと出てくる。
サラッッッッと。
上巻を読んでる今のところ、特に言及はない。
8歳で神戸で被災したわたしとしては、『阪神大震災』という文字を見ただけで吐き気がしてたんだけど、上辺を撫でる程度なので無問題。
こんな時間がある時だからこそ、時間を費やして読むべき小説。
中は麻の模様。和綴じの本っぽい。
文章からは、アンチ勢が最も嫌う著者の「イケイケ感」が伝わってくる。
わたしはこの「イケイケ感」をニヤニヤしながら読んでるし、文体の勢いが良いと思ってるんだけど、何がダメなのかしらねえ。
誰しも好きなものを目の前にすると、感情って抑えきれないのが当たり前だと思ってるんだけど。
こんな2次創作を出版出来るということに著者の凄さを感じるし、さすが「俺たちの壁サー」って呼ばれるだけのことはあるよなあ。
今月号の「すばる」は「美」について。
相変わらず、多忙なはずなのにいつ書いてるんだよ…ってなる文章量。
文章が暗くない。
良かった。